生理前の自分が怖いと感じている方へ
「生理の1週間前になると、突然スイッチが入ったように不安になる」
「些細なことで涙が止まらなくなり仕事中にトイレで泣いている」
「彼氏や家族にひどい言葉をぶつけてしまい生理が来ると自己嫌悪で沈む」
「生理前になると動悸がしてパニック発作のような状態になる」
「毎月のことなのに毎月地獄のようにつらい」
来月もまたあの状態になるのかという恐怖が生理が終わった直後から始まっている。
それはもうPMSの域を超えている可能性があります。
PMSの中でも精神的な症状が特に重いものはPMDD(月経前不快気分障害)と呼ばれ、日常生活や人間関係に深刻な影響を与えます。さらに、もともと不安障害やパニック障害の傾向がある方は生理前にその症状が爆発的に悪化することがあります。
薬鍼堂には婦人科でも心療内科でも解決しなかったという方が多く相談に来られています。
PMSの基本的な症状と漢方的アプローチについて
→ PMS(月経前症候群)と漢方
PMSとPMDD|精神症状が重いのは甘えではありません
PMS(月経前症候群)は生理の3〜10日前に現れる心身の不調の総称です。女性の約7〜8割が何らかの症状を経験すると言われています。
PMSの主な身体症状:
PMSの主な精神症状:
PMSの中でも精神症状が日常生活に支障をきたすほど重いものがPMDD(月経前不快気分障害)です。PMDDは月経のある女性の約3〜8%に見られるとされています。
PMDDの方は自分がコントロールできないという恐怖を毎月感じています。それは性格の問題ではなくホルモンと体質の問題です。
PMSと不安障害が重なるとき
PMSやPMDDだけでも大変ですが、もともと不安障害の傾向がある方は生理前に症状が相乗的に悪化します。
薬鍼堂に来られる方からもこんな声をよくお聞きします。
- 普段は薬でコントロールできている不安が、生理前だけ爆発する
- 生理前にパニック発作のような動悸・息苦しさが出る
- 婦人科ではピルを勧められ、心療内科では抗不安薬を勧められ、どっちに行けばいいか分からない
- ピルを飲んでもメンタルは変わらない
- 抗不安薬を飲んでもPMSの身体症状は変わらない
PMSと不安障害の併発は婦人科だけでも心療内科だけでも解決しにくいのが現実です。
漢方はこの2つを分けて考えません。体全体の気・血・水のバランスを整えることで、ホルモンの変動への耐性と自律神経の安定を同時に回復させていきます。
【漢方治療例】大阪府箕面市・20代女性 R.Iさんの改善事例
ご相談内容
R.Iさん(大阪府箕面市・27歳・IT企業事務職)は大学生の頃からPMSの精神症状に悩まされていました。社会人になってからは仕事のストレスも加わり、生理前になると動悸・パニック発作のような息苦しさ・止まらない涙・激しいイライラが出現。心療内科で不安障害とも診断され、抗不安薬(頓服)を処方されていました。
婦人科で低用量ピルを試しましたが気分の落ち込みがかえって悪化したため中止。婦人科でも心療内科でもダメだった。漢方で体質ごと変えたいとご相談に来られました。
初めての漢方相談で不安な方は
→ 漢方相談の流れ
初診時の状態と体質分析
- 生理10日前から不安感・ソワソワ感が始まり、7日前からピークに達する
- 生理5日前〜当日にかけて動悸・息苦しさが出る(パニック発作に近い状態)
- 些細なことで涙が止まらなくなり、仕事中にトイレに駆け込むことがある
- 彼氏に激しくあたってしまい、生理が来ると自己嫌悪で1日寝込む
- 生理前は甘いものが止められず、1週間で体重が2kg増える
- 生理前に不眠になり、眠れても悪夢を見る
- 生理痛は中程度だが、経血量は少なめ
- 顔色が悪い、冷え性(手足の末端が冷たい)
- 肩こりが慢性的にある
→ 東洋医学的には肝鬱血虚+心肝火旺と判断。
ストレスで肝の気が長期間滞り、それが熱に変わって精神を乱している上に、血の不足が加わり生理前の症状を増幅させている状態でした。
治療方針
まず血を補いながら気の巡りを整え、精神を安定させる基盤を作ります。同時に生理周期に合わせて薬方を微調整し、排卵後〜生理前の荒れる期間を段階的に短く・軽くしていく戦略をとりました。
治療経過
漢方治療1ヶ月後(1回目の生理を経過)
生理前のイライラのピークが少し低くなった気がする。涙が出る回数も減り、不眠は残るものの悪夢は見なくなりました。動悸は出たが以前より短時間で治まったとのこと。
漢方治療2ヶ月後(2回目の生理を経過)
生理前の荒れる期間が10日間→7日間に短縮。 仕事中にトイレで泣くことがなくなりました。イライラしても、自分で気づいて止められるようになった。甘いものへの衝動も軽減し体重増加が1kg未満に。睡眠も改善し始めました。
漢方治療3ヶ月後(3回目の生理を経過)
動悸・息苦しさがほぼ消失。 生理前にパニック発作のようなものが出なくなった。不安感は多少残るものの、不安に飲み込まれる感じがなくなったとのこと。抗不安薬の頓服は使わなくなりました。
漢方治療4ヶ月後(4回目の生理を経過)
荒れる期間が3〜4日間に短縮。 イライラもちょっと気分が下がる程度に。彼氏に最近怒らなくなったと言われたとのこと。むくみも軽減し、生理前の体重変動がほとんどなくなりました。
漢方治療5ヶ月後(5回目の生理を経過)
生理前の精神症状がほぼ消失。前は生理前が来るのが恐怖だったけど今は普通に過ごせる。生理痛も軽くなり、冷え性も改善。顔色が良くなり、同僚に肌きれいになった?と言われたとのこと。漢方治療は終了となりました。
漢方薬の費用について
薬鍼堂の漢方薬は体質や症状に合わせたオーダーメイド薬方のため、費用は一人ひとり異なります。
PMS・PMDDの治療では、おおむね以下の金額を目安にしてください。
| 1週間あたり | 1日あたり | 1ヶ月あたりの目安 | |
|---|---|---|---|
| 基本となる1薬方の場合 | 3,500円〜4,900円前後 | 約500円〜700円 | 約15,000円〜21,000円 |
| 複数の薬方や補助剤を使用する場合 | 5,000円〜7,700円前後 | 約710円〜1,100円 | 約21,000円〜33,000円 |
R.Iさんの場合の費用推移
| 治療期間 | 漢方薬の構成 | 1週間あたりの費用 |
|---|---|---|
| 1〜5ヶ月目 | 1種類の漢方薬 | 約4,900円(1日約700円) |
漢方相談は無料で行っています。ご予算に合わせた提案もしておりますので遠慮なくご相談ください。
患者さんの声

以前から生理前になると別人のようになる自分が嫌でした。イライラが止まらなくてあたってしまい自己嫌悪でした。
社会人になってからは動悸や息苦しさも出るようになって心療内科で不安障害とも診断されました。ピルを試したら気分がさらに落ちて中止に。
薬鍼堂さんに相談した時、先生にPMSと不安障害を別々に治すのではなく体質ごと整えていきましょうと言われて、初めて全部つながっているんだと理解できました。
漢方を飲んで1ヶ月目は正直少しマシかな?くらいでしたが、2ヶ月目で今回は泣いてないと気づきました。3ヶ月目には動悸が出なくなって、今は生理前が来ても普通に過ごせます。人生がこんなに楽になるとは思いませんでした。
低用量ピル・SSRIと漢方の関係
PMS・PMDDの治療では婦人科で低用量ピル、心療内科でSSRIが処方されることがあります。漢方との関係を整理しておきます。
低用量ピルについて
ピルはホルモンの変動そのものを抑える治療です。身体症状には効果的ですが精神症状がかえって悪化する方もいます(R.Iさんもこのケースでした)。漢方はピルと併用できるため、ピルで身体症状を、漢方で精神症状をというアプローチも可能です。
SSRIについて
PMDDに対してSSRIが処方されるケースが増えています。生理前だけ飲む間欠投与という方法もあります。漢方との併用も可能ですが将来的に減薬を希望される方には漢方で体質を安定させてからの段階的な減薬もサポートしています。
SSRIの減薬を希望される方はこちら
→ 8年間のSSRIを漢方で安全に減薬した症例
漢方だけでの治療
R.Iさんのように、ピルもSSRIも使わずに漢方だけで改善するケースも多くあります。薬鍼堂ではまず漢方治療で体質改善を試み、必要に応じて婦人科・心療内科との連携を提案しています。
薬鍼堂は西洋医学を否定しません
→ なぜ漢方なのか?
PMS期を楽に過ごすための養生法
① ダメな自分を責めない
PMSやPMDDの症状はあなたの性格や努力不足のせいではありません。今は体のリズムでつらい時期と認識するだけで、自己嫌悪のスパイラルから一歩抜け出せます。
② 生理周期を記録する
いつから不調が始まるかを把握しておくことで、事前に予定を調整し心の準備ができます。 アプリでもメモでも構いません。3ヶ月分の記録があると漢方相談時にも非常に役立ちます。
③ 排卵後は引き算の生活を
排卵後〜生理前の高温期は予定を詰め込みすぎず、やらないことを意識的に増やす期間にしましょう。SNSの閲覧を控えるのもおすすめです。
④ 温かいもので体を養う
生理前の冷えは症状を悪化させます。温かい飲み物、生姜、根菜類を意識して取り入れ、体を冷やす生野菜や冷たい飲み物は控えてください。
⑤ 軽い運動(散歩・ヨガ)を取り入れる
気の滞りを解消するには体を動かすことが最も効果的です。激しい運動ではなく、20分の散歩やストレッチが理想。特に排卵後〜生理前に続けると効果を感じやすいです。
よくある質問(Q&A)
- QPMSとPMDDはどう違いますか?
- A
PMSは生理前の心身の不調全般を指しますが、PMDDはその中でも精神症状が特に重く、日常生活や人間関係に支障が出ているものです。漢方では名前の違いよりも体質を重視するため、どちらであっても体質に合わせた治療が可能です。
- Q20代でも漢方を飲んでいる人はいますか?
- A
はい、PMSやPMDDは20代からの相談が多い疾患です。むしろ若い方ほど体質改善の効果が出やすい傾向があります。
- Qピルと漢方は併用できますか?
- A
はい、併用可能です。ピルで身体症状を抑えつつ、漢方で精神症状や体質改善に取り組むことができます。
- Q生理周期全体を通して漢方を飲む必要がありますか?
- A
体質改善には毎日の服用が効果的ですが、症状が安定してきたら排卵後〜生理前だけ飲むという方法に切り替えることも可能です。費用の負担も軽くなります。
- Qどのくらいで変化を感じますか?
- A
1〜2回目の生理でPMSのピークが下がったと感じる方が多いです。精神症状の安定には2〜3周期、毎月の恐怖がなくなったと感じるまでには4〜5周期が目安です。
- Qオンラインで相談できますか?
- A
はい、対応しています。漢方薬は代引きで全国に発送しています。
PMS・PMDDでお悩みの方へ|漢方相談のご案内
毎月やってくる不安、イライラ、涙、動悸。生理前の自分が怖いという恐怖を、もう一人で抱え込まないでください。
薬鍼堂では15年以上の経験と5千人以上の相談実績をもとに、一人ひとりの体質に合わせた漢方治療を行っています。
- 婦人科のピルが合わなかった
- 心療内科の薬だけでは解決しない
- 毎月の精神症状で仕事や人間関係に支障が出ている
- 自分が自分でなくなる感覚が怖い
- 将来、妊娠を考えた時に薬に頼りたくない
そんな方にこそホルモンの変動に振り回されない体質を作る漢方治療を試していただきたいと思います。
相談料は無料です。 オンライン相談にも対応しています。
今すぐ相談をしたい方は
来店・電話・オンラインでの相談をご希望の方は
関連ページ
- PMS(月経前症候群)と漢方(疾患解説)
- 産後うつの漢方治療:授乳中の30代女性の症例
- パニック障害×SSRI減薬:35歳女性の症例
- パニック障害の漢方治療:40代男性の症例
- 女性特有のお悩み 漢方治療例一覧
- 自律神経・こころの漢方治療例一覧
- 相談の多い疾患一覧