関節リウマチの痛み・こわばりで悩んでいる方へ
朝起きると手がこわばって握れない
天気が崩れる前に関節が痛む
薬は飲んでいるが体のだるさが抜けない
この先どうなっていくのか不安
そんなお悩みはありませんか?
関節リウマチは免疫の働きが自分の関節を攻撃してしまう病気です。
薬を使っていても痛みやこわばりが残る・体のだるさが抜けないという方は少なくありません。
漢方では関節そのものだけを見るのではなく、痛みや炎症が起こりやすい体の状態から整えていきます。体質に合えば漢方を中心に改善していく方が多くいらっしゃいます。
関節リウマチとは?特徴と受診の目安
関節リウマチは手指や足指といった小さな関節から始まり、進行すると膝や肘、手首などの大きな関節にも広がっていきます。

- 朝のこわばりが特徴で、起きたときに手が握りにくい
- こわばりが1時間以上続く場合はリウマチ性疾患の可能性が高い
- 左右の同じ関節に症状が出やすい
- 放置すると関節が変形し動かしにくくなる
関節の腫れや朝のこわばりが続く場合は一度整形外科やリウマチ科で検査を受けておくことをおすすめします。血液検査などで状態がはっきりすると漢方でも見立てがしやすくなります。
【体質タイプ別】あなたの関節リウマチはどのタイプ?漢方の選び方
同じ関節リウマチでも痛みの出方や悪化する条件は人によって異なります。漢方では次のようなタイプに分けて考えます。
① 風湿(ふうしつ)タイプ|痛む場所が変わる・天気で悪化する人
- 痛む関節があちこち移動する
- 雨の前や湿気の多い日に悪化する
- 体が重だるい
よく用いる漢方:麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)・薏苡仁湯(よくいにんとう)など。滞った湿をさばいて、天候に左右されにくい状態へ整えていきます。
② 寒湿(かんしつ)タイプ|冷えると痛みが強まる人
- 冷えると痛みが強くなり、温めると楽になる
- 手足が冷たい
- 冬や冷房で悪化する
よく用いる漢方:桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)・真武湯(しんぶとう)など。体を温めながら余分な水をさばき、冷えによる痛みを和らげていきます。
③ 湿熱(しつねつ)タイプ|関節が赤く腫れて熱を持つ人
- 関節が赤く腫れ、触ると熱い
- 冷やすと楽になる
- のどが渇きやすい
よく用いる漢方:越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)・桂枝二越婢一湯(けいしにえっぴいちとう)など。こもった熱を冷ましながら腫れを引かせていきます。
④ 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ|長引いて疲れやすい人
- 発症から年数が経ち、変形が進んできた
- 疲れると痛みが強くなる
- 顔色がさえない・体力が落ちてきた
よく用いる漢方:大防風湯(だいぼうふうとう)など。不足した気血を補い、関節を養う力を立て直していきます。
このほかにも免疫の働きに着目した薬方など、さまざまな角度から組み立てていきます。
関節リウマチに効く市販薬はある?病院の薬・保険漢方との違い
「リウマチに効く漢方薬はありますか」というご質問をよくいただきます。選択肢を整理しておきましょう。
| 方法 | アプローチ | 注意点 |
|---|---|---|
| メトトレキサート(MTX) | 免疫の過剰な働きを抑えて関節の破壊を防ぐ | 副作用に注意。減らす場合は主治医と相談しながら |
| 生物学的製剤・JAK阻害薬 | 炎症を起こす物質を的を絞って抑える | 効果は高い。感染症への注意が必要 |
| ステロイド | 強い炎症を速やかに抑える | 長期の使用では副作用に注意 |
| 痛み止め(NSAIDs) | 痛みを一時的に抑える | 進行そのものを止めるものではない |
| 市販薬 | ― | 関節リウマチへの効能をもつ市販薬はない |
| 保険の漢方(ツムラ等の製剤) | 決められた処方から選択 | 体質に合えば有効。合わないと変化が出にくい |
| オーダーメイド漢方(薬鍼堂) | 体質を見立てて薬方を調整 | 体質に合えば漢方を中心に改善を目指せる。西洋薬との併用も可 |
漢方は病院の治療と併用できますし、漢方を中心に改善していく方もいらっしゃいます。
体調が安定するにつれて西洋薬を減らしていけるケースもあります。ただし現在お飲みの薬の増減は必ず主治医とご相談のうえで進めてください。
関節リウマチの改善事例集
薬鍼堂で実際に漢方相談を受けられた方の改善事例をご紹介しています。
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関節の痛みやこわばりは線維筋痛症や変形性膝関節症、更年期障害でも起こります。検査で異常がない場合はこれらの可能性もあります。あわせてご覧ください。
よくあるご質問
- Q関節リウマチは漢方で改善しますか?
- A
痛みやこわばりが出にくい体の状態へ整えることで、変化を感じる方がいらっしゃいます。体質に合えば漢方を中心に改善していく方もいらっしゃいます。発症から年数が経っている方でも、痛みの出方が変わっていくことがあります。
- Qメトトレキサート(MTX)と併用できますか?
- A
併用いただけます。MTXは免疫の過剰な働きを抑えて関節の破壊を防ぐお薬で、漢方は痛みが出やすい体の状態そのものを整えていきます。目的が違うため併用しながら進められます。お薬を減らす場合は必ず主治医とご相談ください。
- Q関節リウマチに効く市販薬はありますか?
- A
関節リウマチそのものに効能をもつ市販薬はありません。市販の痛み止めは痛みを一時的に抑えますが、進行そのものには働きません。保険の漢方は決められた処方から選ぶ形になるため、体質に合わないと変化が出にくいことがあります。
- Qどんな薬方を使いますか?
- A
体質により異なります。痛む場所が変わり天気で悪化する風湿には麻杏薏甘湯や薏苡仁湯、冷えると強まる寒湿には桂枝加朮附湯や真武湯、赤く腫れて熱を持つ湿熱には越婢加朮湯や桂枝二越婢一湯、長引いて疲れやすい気血両虚には大防風湯などを用います。
- Qどれくらいの期間で変化を感じますか?
- A
早い方で1〜2ヶ月ほどで朝のこわばりや動きにくさの変化を感じられます。安定した状態が続くまでは6ヶ月前後が目安です。長く続いている方ほど回復にも時間がかかる傾向があります。
- Q費用はどれくらいかかりますか?
- A
体質により異なりますが、1週間あたり3,500円〜7,000円前後が目安です。相談料はいただいておりません。回復に伴って薬方を減らしていくため、費用も段階的に下がっていきます。続けられるご予算内でのご提案もしておりますので、遠慮なくご相談ください。
監修・執筆|薬鍼堂 代表 三井 翔(みつい しょう)
薬鍼堂は15年以上・のべ5千人以上の漢方相談に携わってきた、兵庫県伊丹市の漢方専門店です。
代表 三井 翔(漢方専門家/鍼灸習得/伊丹・豊中2店舗)が、一人ひとりの体質と背景を1時間かけて丁寧に伺います。
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