本態性振戦(手の震え)で悩んでいる方へ

字を書こうとすると手が震える
コップを持つ手が揺れて人前で恥ずかしい
緊張するとさらにひどくなる
検査では異常なし、年のせいと言われた

そんなお悩みはありませんか?

本態性振戦は原因がはっきりしないふるえが続く症状で、加齢とともに増える一方、20〜30代で始まる方も少なくありません。
漢方ではふるえを「肝(かん)」の高ぶりや「気・血・水」のアンバランスとしてとらえ、体質から整えることでふるえの波を穏やかにしていきます。

本態性振戦とは?パーキンソン病との違い

  • 動作時にふるえる:字を書く・コップを持つ・箸を使うときに出る(安静時に出るパーキンソン病と逆)
  • 緊張・ストレス・疲労・カフェインで悪化しやすい
  • 家族に同じ症状の方がいることが多い(家族性)
  • 命に関わる病気ではないが生活の質(QOL)への影響が大きい

【体質タイプ別】あなたの手の震えはどのタイプ?漢方の選び方

本態性振戦の漢方は「振戦だから○○」と一律に決まるものではありません。
あなたの体質タイプによって効く漢方は変わります。
代表的な4タイプをご紹介します。

① 肝風(かんぷう)タイプ|緊張・ストレスで震えが強くなる人

  • 人前・会議・書類記入で震えが悪化
  • イライラ・肩こり・目の疲れ
  • あがり症の傾向がある

よく用いる漢方:抑肝散(よくかんさん)・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)など。高ぶった「肝」を鎮めて、緊張性のふるえを穏やかにしていきます。

② 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ|疲れると震えが強くなる人

  • 疲労時・空腹時に震えが悪化
  • 顔色がさえない・めまい・動悸
  • 体力が落ちてきたと感じる

よく用いる漢方:人参養栄湯(にんじんようえいとう)・帰脾湯(きひとう)など。気と血を補い、筋肉と神経を養って震えにくい体をつくっていきます。

③ 水毒(すいどく)タイプ|めまい・ふらつきを伴う人

  • ふるえに加えてめまい・ふらつきがある
  • むくみやすい・雨の日に体調が悪い
  • 胃に水がたまった感じ・吐き気

よく用いる漢方:真武湯(しんぶとう)・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)など。体内の余分な水をさばき、ふるえとめまいを同時に整えていきます。

④ 腎虚(じんきょ)タイプ|加齢とともに震えが進行してきた人

  • 年齢とともにふるえが強くなってきた
  • 足腰の弱り・夜間頻尿・耳鳴り
  • 字がだんだん小さく・書きにくくなった

よく用いる漢方:八味地黄丸(はちみじおうがん)・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)など。「腎」を補い、加齢による進行をゆるやかにしていきます。

実際には複数のタイプが重なっている方がほとんどです。
薬鍼堂では初回1時間かけてあなたのふるえのタイプを丁寧に見極めます。

本態性振戦に市販薬はある?病院の薬・ツムラの保険漢方との違い

「本態性振戦に効く市販薬」を探している方は多いのですが、本態性振戦そのものに効く市販薬は現在ありません。選択肢を整理しておきましょう。

方法アプローチ注意点
βブロッカー(アロチノロール等)交感神経の興奮を抑えて震えを軽減喘息・低血圧の方は使えないことがある
抗てんかん薬・抗不安薬神経の興奮を抑える眠気・ふらつき・依存性に注意
市販薬本態性振戦への効能をもつ市販薬はない
保険の漢方(ツムラ等の製剤)決められた処方から選択体質に合えば有効。合わないと変化が出にくい
オーダーメイド漢方(薬鍼堂)体質を見立てて処方を調整体質・経過に合わせて処方を変えられる

漢方は病院の薬(βブロッカー等)と併用が可能です。
ツムラの漢方を試したが変化がなかったという方も体質の見立て直しで変わることがあります。
まずはお気軽にご相談ください。

本態性振戦の改善事例集

薬鍼堂で実際に漢方相談を受けられた方の改善事例をご紹介しています。

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本態性振戦は緊張で悪化しやすいため自律神経失調症や、あがり症・パニック障害のお悩みと重なることが少なくありません。
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監修・執筆|薬鍼堂 代表 三井 翔(みつい しょう)

薬鍼堂は、15年以上・のべ5千人以上の漢方相談に携わってきた、兵庫県伊丹市の漢方専門店です。
代表 三井 翔(漢方専門家/鍼灸習得/伊丹・豊中2店舗)が、一人ひとりの体質と背景を1時間かけて丁寧に伺います。
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