「学校に行けない」中学生のお子さまと、悩む保護者の方へ

「朝何度起こしても起きられない」
「学校に行きたい気持ちはあるのに体が動かない」
「午後になると元気になって夜は眠れない」
「もう半年以上まともに学校に行けていない」
「このままでは進路にも影響が出てしまう」

お子さまも、保護者の方も本当につらい状況だと思います。

「怠けているのでは」「気持ちの問題では」と周囲に言われ、ご家族だけで抱え込んでしまっているケースも少なくありません。

しかし朝起きられない・学校に行けないというのは、決して本人の意思の弱さではありません。
その背景には起立性調節障害(OD)と呼ばれる自律神経の不調が隠れていることが多くあります。

薬鍼堂には何ヶ月も学校に行けず、漢方を最後の選択肢として相談に来られる親子が数多くいらっしゃいます。
今回は1年以上不登校が続いていた中学2年男子のお子さまが、漢方治療によって朝起きられるようになり再び学校に通えるようになった症例をご紹介します。

起立性調節障害について基本から知りたい方は
起立性調節障害と漢方|根本改善を目指す体質別アプローチ

起立性調節障害と不登校の関係

起立性調節障害は思春期の子どもの約10%にみられると言われており、中学生・高校生の不登校の背景にある身体的な要因として最も多いものの一つです。

起立性調節障害があるお子さまの特徴:

  • 朝、強い倦怠感や頭痛めまいで起きられない
  • 立ちくらみ、動悸が頻繁に起こる
  • 午前中はぼんやりしているが、午後〜夕方にかけて元気になる
  • 夜は目が冴えて寝つけない(昼夜逆転傾向)
  • 食欲が落ちている、特に朝食が食べられない
  • 疲れやすく、少し動くとぐったりする

これらの症状は意志の力でコントロールできるものではありません。 自律神経が乱れることで立ち上がった時に脳への血流が一時的に低下し、体が動かなくなってしまうのです。

「学校に行きたいのに行けない」という葛藤はお子さま本人にとって最もつらいことです。まず大人がそのことを理解してあげることが、回復への第一歩になります。

なぜ西洋医学の薬だけでは改善しないのか

病院で起立性調節障害と診断されると、多くの場合、昇圧剤(ミドドリン塩酸塩など)が処方されます。これは血圧を上げて起き上がりやすくする薬ですが、根本的な体質を変えるものではありません。

実際に薬鍼堂に来られる保護者の方からは、こんな声をよく聞きます。

  • 「薬を飲んでも朝の起きづらさは変わらない」
  • 「半年以上飲んでいるのに改善しない」
  • 「副作用で頭痛がひどくなった」
  • 「病院では『成長すれば治る』と言われたが、待てない」
  • 「他にできることはないかと探していた」

西洋医学の薬は症状を一時的に抑えるもの、漢方は体質そのものを変えていくもの。この違いを理解することが大切です。

薬鍼堂が大切にしている治療の考え方
代表の想いなぜ漢方なのか?

漢方から見た「不登校が長引く子」の体質

漢方では起立性調節障害の背景に「気・血・水」のアンバランスがあると考えます。特に不登校が長引いているお子さまには、以下のような体質の偏りが見られます。

① 気虚タイプ(エネルギー不足型)

体を動かすエネルギー(気)そのものが不足しているタイプです。生まれつき胃腸が弱かったり、長い不調で体力を消耗してしまった子に多くみられます。

こんなお子さまに多い特徴:

  • 朝起き上がるのが特につらい
  • 少し動くとすぐに疲れる
  • 食が細い、食欲がない
  • 風邪をひきやすい
  • 顔色が白い

② 気血両虚タイプ(消耗型)

気と血の両方が不足しているタイプ。長期間の不調や思春期の急成長で消耗していることが多いです。

こんなお子さまに多い特徴:

  • 立ちくらみ、めまいが頻繁
  • 頭痛が出やすい
  • 集中力が続かない
  • 眠りが浅く、夢をよく見る
  • 月経のある女子は経血量が少ない

③ 肝気鬱結タイプ(ストレス蓄積型)

学校や人間関係のストレスで気の巡りが滞っているタイプです。完璧主義・繊細な子に多く、不登校が長引くと併発しやすくなります。

こんなお子さまに多い特徴:

  • 学校の話題を避ける、不安が強い
  • イライラと落ち込みが交互に出る
  • 喉がつかえる感じ、ため息が多い
  • お腹が張る、便秘と下痢を繰り返す
  • HSP的な敏感さがある

④ 心脾両虚タイプ(心身消耗型)

長期の不登校で精神的にも体力的にも疲弊しているタイプです。睡眠の乱れと不安感が同時に出やすいです。

こんなお子さまに多い特徴:

  • 昼夜逆転している
  • 動悸、不安感がある
  • 朝起きると気分が落ち込む
  • 食欲のムラが激しい
  • 自己肯定感が低くなっている

実際には複数のタイプが重なっていることがほとんどです。 薬鍼堂では一人ひとりの体質を細かく見極め、その子だけのオーダーメイド処方を行います。

【漢方治療例】兵庫県尼崎市・中学2年男子 R君の改善事例

ご相談内容

R君(兵庫県尼崎市・中学2年)は、中学1年の2学期から朝起きられなくなり、徐々に欠席が増え、1年以上ほぼ不登校の状態が続いていました。

小児科で起立性調節障害と診断され、昇圧剤を処方されましたが大きな変化はなく、保護者の方は転校やフリースクールも検討し始めていたとのこと。「漢方で本当に変わるのか半信半疑だったが、最後に試してみたい」とご相談に来られました。

初めての漢方相談で不安な方は
漢方相談の流れ

初診時の状態と体質分析

  • 朝は何度起こしても10時〜11時まで起きられない
  • 起きてもしばらくはぼんやりして、立ち上がるとふらつく
  • 朝食はほとんど食べられない、お昼ごろから少しずつ食欲が出る
  • 午後になると元気になり、夜は12時〜1時まで寝つけない
  • 頭痛が週に2〜3回ある
  • 顔色が悪く、唇の色も薄い
  • 体重がここ1年で4kg減少
  • 学校に行きたい気持ちはあるが、体が動かないことへの自己嫌悪が強い

→ 東洋医学的には「気血両虚+心脾両虚」と判断。
長期間の不調で気・血ともに大きく消耗しており、自律神経を整える前に
まず体力そのものを底上げする必要がある状態でした。

治療経過

漢方治療1ヶ月後

最初の変化は食欲でした。「朝食を少しだけ食べられるようになった」「昼食をしっかり取れる日が増えた」とのこと。顔色も少しずつ明るくなってきました。この時点ではまだ朝起きる時間に大きな変化はありません。

漢方治療2ヶ月後

起床時間が9時頃に早まり、頭痛の頻度も週1回程度に減りました。「以前のように立ちくらみで動けなくなることがなくなった」とお母様。少しずつ体力がついてきている実感がありました。

漢方治療3ヶ月後

昼夜逆転が改善し、夜11時頃には眠れるように。朝も8時には起きられる日が週の半分ほどに。本人から「久しぶりに学校の友達に会いたい」という言葉が出てきました。

漢方治療4ヶ月後

保健室登校から再開。 週2日、午後だけの登校からスタートしました。本人のペースを尊重しながら、無理のない範囲で学校との関係を取り戻していきました。

漢方治療6ヶ月後

午前中の授業から出られる日が増え、週4日登校できるように。給食も食べられるようになり、体重も2kg増加。「朝が一番つらかったのが嘘みたい」と本人。

漢方治療9ヶ月後

ほぼ毎日通学できるようになり、運動部の見学にも行けるまで回復。中学3年生に進級し、受験に向けて少しずつ勉強も再開。漢方薬は体力維持と再発予防のため、量を減らして継続中です。

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起立性調節障害の漢方治療例一覧

漢方薬の費用について

薬鍼堂の漢方薬は、お子さまの体質や症状に合わせたオーダーメイド処方のため、費用は一人ひとり異なります。
中学生・高校生の起立性調節障害の治療では、おおむね以下の金額を目安にしてください。

1週間あたり1日あたり1ヶ月あたりの目安
基本となる1薬方の場合3,500円〜4,900円前後約500円〜700円約15,000円〜21,000円前後
複数の薬方や補助剤を使用する場合5,000円〜7,000円前後約710円〜1,000円約21,000円〜30,000円前後

R君の場合の費用推移

治療期間漢方薬の構成1週間あたりの費用
1〜4ヶ月目(治療初期)2種類の漢方薬約6,300円(1日約900円)
5〜9ヶ月目(回復期)1〜2種類に調整約4,900円(1日約700円)
10ヶ月目以降(維持期)1種類に減量約3,500円(1日約500円)

体力が回復してくると漢方薬の種類や量を減らしていけるため、費用も段階的に下がっていきます。

漢方相談は無料で行っています。続けられるご予算内での提案もしておりますので、ご家庭の状況に合わせてご相談ください。

費用やその他のご質問について詳しくは
よくある質問無料相談の理由

保護者様の声(兵庫県・R君のお母様)

1年以上、朝になると「学校に行けない…」と布団から出られない息子を見るのが本当につらかったです。何度も励まし、時には怒ってしまったこともありました。

病院では「成長すればよくなる」と言われましたが、その「成長」がいつ来るのか分からず、毎日がとても長く感じました。転校も真剣に考えていたところで、知人から薬鍼堂さんのことを聞きました。

最初の相談で、先生が息子の話だけでなく私の気持ちにも丁寧に耳を傾けてくださって、それだけで少し肩の荷が下りた気がしました。「焦らなくていい、まず体力を戻すことから始めましょう」と言っていただけて、安心して任せることができました。

漢方を始めて2ヶ月くらいで、息子の顔色が変わってきたのが分かりました。朝食を食べられるようになり、徐々に夜眠れるようになり、気がついたら朝起きてくるように。半年経った頃には、自分から「学校に行ってみる」と言ってくれました。あの言葉を聞いた時は、本当に涙が出ました。

漢方は即効性はないかもしれませんが、体の根本から整えてくれるのだと実感しています。同じように悩んでいる保護者の方がいたら、ぜひ一度相談してみてほしいです。

起立性調節障害のお子さまをサポートする家庭での過ごし方

漢方治療と合わせて、ご家庭でできるサポートも回復には大切です。

① 「朝起きられないこと」を責めない

これが最も大切なポイントです。お子さまは「起きたいのに起きられない」自分自身に一番苦しんでいます。「怠けているのでは」という言葉や態度は、症状を悪化させる原因になります。

「体がつらいんだね」「今日はゆっくりしていいよ」という声かけが、回復を支える土台になります。

② 規則正しい起床時間を「目標」にしすぎない

毎朝同じ時間に起こそうと頑張りすぎるとお子さまも保護者も疲れてしまいます。起きられる時間に起きて、起きたら活動するという流れを作ることから始めましょう。

③ 朝食は「少しだけでもいい」

胃腸が弱っているお子さまにいきなり通常量の朝食は負担になります。温かいスープ一杯、バナナ半分など、少量から始めてください。漢方治療で胃腸が整ってくると自然と食べられる量が増えていきます。

④ 学校との連携を進める

保健室登校、午後からの登校、別室登校など、通常の登校以外の選択肢を学校と相談しておくことが復学のハードルを下げます。「ゼロか100か」ではなく、グラデーションで考えてください。

⑤ 保護者ご自身のケアも忘れずに

長期の不登校は保護者の方にとっても本当に大きな精神的負担です。ご自身の心身のケアも、お子さまの回復と同じくらい大切です。 薬鍼堂では保護者の方の体調についてもご相談を承っています。

よくある質問(保護者の方からのご相談)

Q
中学生でも漢方薬は飲めますか?
A

はい、お飲みいただけます。お子さまの年齢・体重・体質に合わせて量を調整します。漢方薬は西洋薬に比べて副作用のリスクが少なく、長期間飲み続けても安心です。

Q
苦くて飲めないのではないかと心配です。
A

どうしても苦手な場合は、オブラートやゼリーに包んで飲む方法もご案内しています。錠剤タイプの漢方薬を選択することも可能です。

Q
病院の薬と併用できますか?
A

ほとんどの場合、併用可能です。現在服用している薬の内容をお伺いした上で相互作用のない漢方薬をご提案します。

Q
子どもが相談に行きたがりません。親だけで相談できますか?
A

もちろんです。最初は保護者の方だけのご相談からスタートできます。お子さまの普段の様子や体質をお伺いし、漢方薬の処方も可能です。お子さまが「行ってみてもいい」と思えたタイミングで一緒に来ていただければと思います。

Q
オンライン相談はできますか?
A

はい、対応しています。登校がつらいお子さまや、ご家族のスケジュールが合わない場合でも、自宅から相談していただけます。漢方薬は代引きで全国に発送しています。

Q
どのくらいで変化が出ますか?
A

個人差はありますが、1〜2ヶ月で変化を感じ始める方が多いです。朝起きられるようになるまでには3〜6ヶ月、登校が安定するまでには6ヶ月〜1年程度を目安とお考えください。長期化しているお子さまほど時間がかかりますが、焦らず継続することで必ず変化が訪れます。

Q
受験を控えていますが間に合いますか?
A

体質改善には時間がかかりますが、受験までの期間に合わせて治療プランをご提案します。「全教科の通常授業に戻る」ことを目指すのではなく、「体力を回復させて受験当日に力を出せる状態を作る」ことを目標にすることも一つの方法です。

Q
兄弟も起立性調節障害です。一緒に相談できますか?
A

はい、ご兄弟でのご相談も承っています。それぞれの体質に合わせて別々に処方しますので、お一人ずつ詳しくお話を伺います。

お子さまの「朝」を取り戻すために|漢方相談のご案内

長引く不登校、朝起きられないお子さまの姿に出口が見えないと感じている保護者の方へ。

薬鍼堂では15年以上の経験と5千人以上の相談実績をもとに、お子さま一人ひとりの体質に合わせた漢方治療を行っています。

  • 何ヶ月、何年と不登校が続いている
  • 病院の薬では変化がない
  • 受験や進路への不安が大きい
  • 家族だけで抱え込むのが限界

そんな状況でこそ漢方の体質改善という選択肢を試していただきたいと思います。

相談料は無料です。 お子さまが行きたがらなくても、まずは保護者の方だけでご相談いただけます。


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来店・電話・オンラインでの相談をご希望の方は

【まとめ】「朝起きられない」は、必ず改善できます

  • 起立性調節障害は自律神経と体質の問題で本人の意思の弱さではない
  • 西洋医学の薬は症状を抑えるもの、漢方は体質そのものを整えるもの
  • 1年以上不登校でも体質が改善すれば必ず変化は訪れる
  • 治療には3〜6ヶ月以上かかるが段階的に確実に良くなっていく
  • 費用は1週間3,500円〜で、回復に伴い段階的に減額
  • 保護者の方だけでの相談、オンライン相談も可能

「朝、自分の力で起きられる」その日を一緒に目指しましょう。
薬鍼堂がお子さまとご家族に寄り添ってサポートいたします。

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