強迫性障害とは
強迫性障害(OCD)とは、「頭ではわかっているのに、不安やこだわりを止められない」状態が続く心の不調です。
代表的な症状には、手洗い・確認行動・数字や順序へのこだわり・加害恐怖・侵入思考などがあります。
脳の神経伝達バランス、自律神経の乱れ、ストレス、完璧主義的な性格傾向などが関係しており、現代社会では年々増えている心身の不調の一つです。
薬物療法や認知行動療法が一般的ですが、副作用や再発を心配して自然な方法で整えたいと希望される方が多く、近年では漢方治療への関心が高まっています。
症例紹介(兵庫県尼崎市・30代男性 H.Tさん)
主訴
仕事後や就寝前に「鍵を閉めたか」「ガスを消したか」が気になり、何度も確認してしまう。
頭ではわかっていても、不安が止まらず睡眠障害も併発。精神科で抗不安薬を服用していたが、日中のだるさや集中力低下があり、自然療法を希望してご来店。
治療経過
1ヶ月目
初診時は、常に緊張感が強く、胸のつかえや動悸、浅い呼吸がみられた。
まずは「気の巡りを整え、自律神経を落ち着かせる」方向で治療を開始。
1週間ほどで夜間の動悸が軽減し、少し眠れるようになる。
3ヶ月目
「確認行動の回数が減った」「不安の波が小さくなった」と実感。
午前中の不調が減り、仕事中の集中力も向上。家族からも「表情が穏やかになった」と言われる。
6ヶ月目
発作的な不安感がほとんど出なくなり、確認行動もほぼ消失。
睡眠の質が安定し、薬を減らしても体調が保てるようになる。
9ヶ月目以降
再発予防として、心身のバランスを整える方向で継続治療。
現在は薬を使わず生活できており、ストレスを感じた時も冷静に対処できるようになっている。
患者さんの声

何年も確認癖に悩まされてきましたが、今では「気づいたら気にしなくなっていた」という感じです。
薬ではなく、自分の体のバランスを整えることで、自然と心が落ち着くのを実感しました。
今では普通に出かけられるようになり、本当に救われました。
今回の漢方薬の金額
1日あたり1140 円(税込)
※体質や症状により処方内容が変わります。ご予算に応じた調整も可能です。無理なく続けられるようご提案します。
養生法(セルフケアのポイント)
- 夜更かしを避け、睡眠リズムを一定に保つ
- カフェイン・刺激物を控え、温かい食事を中心に
- スマホやPCの使用時間を減らし、深呼吸やストレッチを習慣に
- 不安を感じたら「今ここ」に意識を戻すマインドフルネスを取り入れる
「体を整え、心を安定させる」ことが、回復への第一歩です。
漢方治療のメリット
- 薬に頼らず、心身のバランスを根本から整える
- 自律神経やホルモンバランスを自然に安定化
- 副作用が少なく、長期的な治療にも安心
- 再発予防にも効果的
よくある質問(FAQ)
- Q精神科の薬を飲んでいますが、併用できますか?
- A
はい、可能です。服薬のバランスを考慮しながら、体調に合わせて安全に併用します。
- Q改善までにどれくらいかかりますか?
- A
早い方で3〜6ヶ月、慢性的な方で1年程で安定するケースが多いです。
- Q不安感や動悸にも効果がありますか?
- A
はい。漢方では心と自律神経を同時に整えるため、ストレス性の不安や動悸にも効果的です。
まとめ
強迫性障害は「気のせい」ではなく、心と体のバランスが崩れた結果として起こる不調です。
薬鍼堂では、漢方の力で自律神経を整え、不安に支配されない心と体を取り戻すサポートをしています。
薬に頼らず改善したい方は、ぜひ一度ご相談ください。