副鼻腔炎とは

副鼻腔炎は、鼻の横や額にある「副鼻腔」に炎症が起き、鼻づまり・黄色い鼻水・頭重感・嗅覚低下・咳・だるさなどが続く病気です。

慢性化すると

  • 鼻がずっと詰まる
  • 頭がボーッとする
  • 集中力が落ちる
  • 喉に鼻水が垂れて咳が止まらない(後鼻漏)

など日常生活に大きく影響します。

抗生物質やステロイドで改善しない方、再発を繰り返す方は漢方薬による体質改善が効果的です。

漢方での捉え方

漢方では副鼻腔炎を

  • 湿(余分な水)
  • 熱(炎症)
  • 気滞(流れの悪さ)
  • 脾虚(水を処理できない体質)

としてとらえます。

特に慢性化した場合、「ねばつく鼻水」「すっきりしない頭」「疲れやすさ」が続く背景には、体の中の水の巡りが悪いことが関係しています。

薬鍼堂では鼻の炎症だけでなく水の巡りと自律神経を整える治療を行い、再発しにくい体づくりをサポートします。

症例紹介(兵庫県尼崎市・50代女性 S.Mさん)

主訴

半年以上続く鼻づまり・後鼻漏・頭重感。
夜中に咳で目が覚め、抗生物質・点鼻薬では改善しなかったため来院。

治療経過

1ヶ月目

初診時は鼻の通りがほぼなく、「朝起きた瞬間から頭が重い」「喉に鼻水が流れる」とのこと。
舌診では湿が多く、脾胃の弱りも見られたため、水の巡り改善+炎症の熱を冷ます方向で治療開始。

2週間ほどで後鼻漏が軽減し、咳の回数も半分に。

2ヶ月目

鼻づまりが明らかに改善し、昼間の頭重感が軽くなる。
仕事中の集中力が戻り「頭がすっきりしてきた」との実感。
副鼻腔の痛みも消え、睡眠の質も上がる。

3ヶ月目

季節の変わり目でも悪化せず安定。
朝の鼻づまりがほぼ消失し、嗅覚も回復。
体力が戻り、疲れやすさも改善。

4ヶ月目以降

再発なく安定しているので治療終了。

患者さんの声

S.Mさん
尼崎市

鼻が詰まりすぎて常に頭が重く、薬を飲んでも繰り返していました。
漢方で体の中の水の巡りを整えるアプローチは初めてで、1ヶ月目から変化があり驚きました。
今は朝のスッキリ感が全然違います。もっと早く相談すればよかったです。

今回の漢方薬の金額

1日あたり600 円(税込) 

※体質や症状により処方内容が変わります。ご予算に応じた調整も可能です。無理なく続けられるようご提案します。

養生法(セルフケア)

  • 冷たい飲み物を控え、常温〜温かいものを
  • 甘いもの・乳製品・揚げ物は控えめに(湿を増やすため)
  • 鼻周囲(眉間・小鼻横)を温めて血流を促す
  • 湿気の多い季節は除湿器や換気を意識
  • 寝不足は炎症を悪化させるため早寝を習慣に

漢方治療のメリット

  • 再発しやすい慢性副鼻腔炎に根本から対応できる
  • 鼻・頭・喉など上半身の水の停滞を改善
  • 薬だけで治りにくい後鼻漏に有効
  • 疲れ・だるさ・自律神経の乱れも同時に整う
  • 体質改善のため再発しにくい体へ

よくある質問(FAQ)

Q
抗生物質と併用できますか?
A

併用できます。現在の治療内容に合わせて調整します。

Q
後鼻漏にも効きますか?
A

はい。漢方では後鼻漏の原因となる湿を改善できるため効果があります。

Q
どれくらいで改善しますか?
A

早い方で2〜4週間、慢性の場合は3〜6ヶ月が目安です。

まとめ

副鼻腔炎は、鼻だけでなく頭・喉・全身の不調につながりやすい病気です。
漢方は、鼻の炎症だけでなく 体内の水の巡りと体質の弱り を改善することで、再発しにくい体づくりを可能にします。

「薬で治らない」「繰り返す」「後鼻漏がつらい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

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