体位性頻脈症候群とは?

体位性頻脈症候群(POTS)は、横になった状態から立ち上がったときに、心拍数が急上昇し、動悸・めまい・ふらつき・倦怠感などが起こる自律神経系の障害です。10代~30代の女性に多く、見た目ではわかりづらいため「気のせい」「怠けている」と誤解されることも少なくありません。

多くの場合、病院での検査では異常が見つからず、改善までに時間がかかることがあります。

漢方でみるPOTSの原因と体質

漢方ではPOTSを、「気血水の乱れ」と「自律神経のアンバランス」が背景にある症状ととらえます。

  • 気虚(エネルギー不足):気が不足し、立ち上がると脳に血が届かずめまい・ふらつきが生じやすい
  • 血虚・瘀血(血の不足・巡りの悪さ):冷えや疲労感、頭がボーっとする原因に
  • 肝気の失調:ストレスによる自律神経の乱れで心拍数が急変する

漢方では「病名」よりも「体質」を重視し、一人ひとりに合わせて処方を組み立てます。

【症例紹介】高校生女性(16歳)大阪府高槻市 T.Nさん

ご相談内容

中学3年生ごろから「朝起きられない」「立ちくらみ」「動悸」で登校困難に。病院でPOTSと診断され、薬を服用するも改善せず。母親と一緒にご来院されました。

初回カウンセリング

  • 主な症状:動悸、立ちくらみ、疲れやすさ、集中力の低下、食欲不振
  • 体質:冷え性・低血圧・ストレスに弱い
  • 病歴:小児喘息・アトピーあり

治療経過(漢方+生活指導)

【1ヶ月目】

・午前中のだるさが軽減
・立ちくらみが出る頻度が減少

【2ヶ月目】

・朝の動悸が出ない日が増える
・体力が少しずつ回復

【4ヶ月目】

・学校に遅刻せず通える日が増える
・「普通に生活できるようになった」とご本人・ご家族の笑顔が印象的でした

患者さんの声(・16歳・高槻市)

T.Nさん
高槻市

ずっと治らないと思っていました。でも、ここで丁寧に話を聞いてもらって、少しずつ体が元気になるのがわかりました。学校に行ける日が増えて本当に嬉しいです。

漢方治療費の目安

体質・症状の強さで調整しますが、1 日あたり600〜900 円(税込) が中心帯です。再発防止の時期はより軽い処方へ移行します。

※体質や症状により処方内容が変わります。ご予算に応じた調整も可能です。

POTSの養生アドバイス

  • 朝起きるときはゆっくり動く:急な起立を避ける
  • 疲れすぎないようペース配分:体調を見ながら予定を調整
  • 冷え対策・栄養補給を意識:体を温め、エネルギーを補う食事を心がける
  • 軽く運動をする:自律神経のメリハリがつきやすくなります

漢方治療のメリット

  • 検査で異常がない「機能性疾患」にも対応できる
  • 副作用が少なく、長期的な体質改善が可能
  • 自律神経・循環・免疫のバランスを根本から整える
  • 心と体の両面にアプローチできる

よくある質問(FAQ)

Q
病院の薬を飲みながら漢方を併用できますか?
A

はい、可能です。現在の治療を継続しながら、漢方で体質改善を図ることができます。

Q
どれくらいで効果が出ますか?
A

体質により個人差はありますが、多くの方は1〜3ヶ月で改善の兆しを感じています。

Q
子どもや学生でも相談できますか?
A

もちろんです。お子さまの体調や生活状況に合わせた丁寧な対応を行っています。

Q
完全予約制ですか?
A

はい、薬鍼堂は完全予約制です。プライバシーを守り、じっくりお話を伺える体制を整えております。

まとめ:POTSでお悩みなら、体質から見直す漢方相談を

「動悸やふらつきで日常生活がつらい」「検査で異常なしと言われて不安」そんなあなたへ。
薬鍼堂では、漢方の知恵をもとに、根本から改善を目指した丁寧なカウンセリングと治療を行っています。
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