薬を飲んでも強迫観念が治らない…そんなお悩みに
「手を何度も洗わずにはいられない」
「鍵の確認を何度もしないと落ち着かない」
「頭の中の不安が止められない」
このような強迫性障害(OCD)に悩む方が増えています。
精神科で処方された薬が効きにくい、副作用がつらい、再発を繰り返す……そんなお悩みに対して、薬鍼堂では漢方による心身の根本改善を提案しています。
今回は、兵庫県西宮市在住の30代男性・T.I様の漢方治療例をご紹介しながら、強迫性障害の治し方について詳しく解説していきます。
強迫性障害とは?|症状と一般的な治療法
強迫性障害の主な症状
- 強迫観念(不安や恐怖が繰り返し頭に浮かぶ)
- 強迫行為(その不安を打ち消すために繰り返す行動)
例:手洗い・確認・数を数える・思考のやり直し など
一般的な治療法の課題点
- 抗うつ薬(SSRI)や抗不安薬による治療が中心
- 効果が現れるまで時間がかかる
- 薬を止めると再発するケースが多い
- 副作用(眠気・吐き気・性機能障害など)に悩む人も
漢方で見る強迫性障害の原因とは?
漢方では、強迫性障害は「心(しん)」「肝(かん)」「脾(ひ)」のバランスの乱れによって引き起こされると考えます。
東洋医学的な視点
- 心の熱(心火)が過剰になり、不安や焦燥を生む
- 肝の気滞によりイライラや衝動が高まる
- 脾虚(ひきょ)で思考がまとまらなくなり、同じ思考をぐるぐると繰り返す
このように、体と心が連動して崩れている状態を整えるのが、漢方のアプローチです。
【漢方治療例】30代男性・T.I様(兵庫県西宮市)のケース
ご相談内容
T.I様(30代・会社員)は、仕事のストレスをきっかけに「火の元の確認を何度もしてしまう」「頭の中で嫌なイメージが繰り返されて止まらない」という症状で来院されました。精神科で強迫性障害と診断され、抗うつ薬を処方されていましたが、薬の副作用で日常生活に支障をきたすようになり、漢方相談を希望されました。
初診時の所見
- 不安感と緊張感が強く、頭が常に冴えて眠れない
- 胃腸が弱く、下痢しやすい
- 顔が赤くのぼせる、動悸がある
- 集中力が続かない
治療経過
1ヶ月後
- 夜に自然と眠れる日が増える
- 確認行動が徐々に減少し、気づけば「1回でやめられる」日も出てくる
3ヶ月後
- 頭の中の強迫観念の回数が明らかに減少
- 不安がこみ上げることはあっても、自分で切り替えられるようになる
7ヶ月後
- 確認行為やこだわり行動がほぼ見られなくなる
- 「今の自分を客観的に見られるようになった」とご本人からの言葉あり
強迫性障害の改善を実感された患者さんの声

西宮市
薬を飲み続けるしかないと思っていましたが、副作用が本当にきつくて…。
薬鍼堂さんで相談したことで、原因が体のバランスにあるとわかり、納得して治療に取り組めました。
今では、不安な思考が出てきてもコントロールできるようになり、再発もしていません。
自分を取り戻した感覚です。本当に感謝しています。
強迫性障害の治し方|生活の中でできる養生法
自律神経の安定と心の余裕をつくる日常ケア
食事を整える
消化の良いもの、温かいものを中心に。脾を補い、思考の過剰を鎮める。
入浴習慣をつける
お風呂に毎日15分浸かることで、交感神経を静めて睡眠の質を上げる。
軽い運動を習慣化
ウォーキングやストレッチで、気の巡りを改善。思考のループから脱しやすくなる。
スマホ時間を見直す
夜間のスマホ・SNSは交感神経を刺激します。21時以降はリラックス時間に。
よくあるご質問(Q&A)
- Q漢方で強迫性障害は本当に治りますか?
- A
症状の重さや経過によりますが、体質やストレスの根本を整えることで大きく改善される方が多くいます。当店でも薬を減らしながら改善された方が多数いらっしゃいます。
- Q病院の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
- A
基本的には併用可能です。薬の種類に応じて処方内容を調整いたしますので、初診時に詳細をお伝えください。
- Q来店しなくても相談できますか?
- A
はい、薬鍼堂ではLINEやZoomによるオンライン漢方相談や電話相談も行っております。全国どこからでもご相談いただけます。
【まとめ】強迫性障害の治し方は「脳」だけでなく「体」からのアプローチも大切
- 強迫性障害は体の乱れ(気滞・熱・虚)からも発症する
- 漢方は、心と体のバランスを整え、根本改善と再発防止を目指せる
- 西洋薬だけに頼らず、自然でやさしい治療を取り入れたい方におすすめ
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