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更年期障害とは?
更年期障害は、40〜60代の女性に多く見られる症状で、卵巣機能の低下に伴い女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することで起こります。
代表的な症状には以下があります。
- 顔のほてり・発汗(ホットフラッシュ)
- 動悸・息切れ
- 不眠・疲労感
- イライラ・気分の落ち込み
- めまい・頭痛・肩こり
「年齢のせいだから仕方ない」と思われがちですが、体質を整えることで改善できます。
漢方でみる更年期障害の原因
漢方では、更年期障害を以下のようにとらえます。
- 腎虚(じんきょ):加齢により「生命エネルギーの源」である腎が弱り、ほてり・のぼせ・疲労感を起こす
- 気血の乱れ:自律神経の不調やホルモンバランスの変動により、イライラや不眠を引き起こす
- 瘀血(おけつ):血の巡りが滞り、頭痛・肩こり・冷えの原因になる
体質や症状を見極めたうえで、オーダーメイドの処方でバランスを整えていきます。
症例紹介|兵庫県尼崎市在住 50代女性 I.A様
ご相談のきっかけ
- 主訴:強いほてり、汗、不眠、情緒不安定
- 既往歴:特に大きな病気はなし
- 病院でホルモン補充療法を提案されたが、副作用が心配で自然な方法を探して来店
治療経過
【1〜2ヶ月目】
- 夜の寝付きが少し楽になる
- 汗の量が減少
- イライラの頻度が減る
【3〜4ヶ月目】
- ほてりの発作が軽減
- 睡眠が4〜5時間まとめて取れるように
- 家族から「表情が柔らかくなった」と言われる
【5〜6ヶ月目】
- 不眠がほぼ改善し、朝の倦怠感が減少
- 発汗は気にならない程度に落ち着く
- 気分が安定し、趣味や外出を楽しめるようになる
患者さんの声

耐えるしかないと思っていましたが、漢方を始めてから半年で気持ちがとても楽になりました。特に睡眠が改善されたのは大きな変化です。今は更年期だからと諦めず、相談して本当に良かったと思っています。
漢方治療の費用目安
1 日あたり720 円(税込)
※体質や症状により処方内容が変わります。ご予算に応じた調整も可能です。
養生法|更年期障害のセルフケア
- 睡眠リズムを整える:起きる時間を一定に
- 軽い運動やストレッチ:血行を促進し、気分を安定させる
- 大豆製品(イソフラボン)を摂取:女性ホルモンをサポート
- 呼吸法・瞑想:自律神経を整え、不安や緊張を和らげる
- 体を冷やさない:冷たい飲食を控え、腹部・腰を温める
漢方治療のメリット
- ホルモン補充療法に抵抗がある方でも安心
- 副作用が少なく、体質改善を同時に期待できる
- 更年期特有の複合的な不調をまとめてサポート
- 再発予防・老化のスピードを緩やかにする効果も
よくあるご質問(FAQ)
- Q漢方だけで更年期障害は良くなりますか?
- A
漢方薬のみで改善が見込めます。病院の治療と併用も可能です。
- Qどのくらいで効果が出ますか?
- A
早い方は1〜2ヶ月で変化を実感されますが、3〜6ヶ月で安定してくるケースが多いです。
- Qイライラや気分の落ち込みにも効果はありますか?
- A
はい。漢方では「心身一如」の考え方があり、自律神経の安定や気分改善も同時にサポートします。
まとめ
更年期障害は「年齢のせい」と片付けられがちですが、漢方で体質を整えることで症状を軽減し、より快適な生活を送ることが可能です。
薬鍼堂では、あなたの体質に合わせたオーダーメイド処方で、更年期を前向きに過ごせるサポートを行っています。