間質性膀胱炎とは
間質性膀胱炎とは、尿検査や細菌検査で異常がないにもかかわらず、頻尿・膀胱の痛み・残尿感・下腹部の不快感が慢性的に続く疾患です。
- トイレが近く、外出が不安
- 膀胱がチクチク・ズーンと痛む
- 夜間頻尿で眠れない
- 抗生物質が効かない
このような症状が長く続き、「気のせい」「ストレス」と言われて苦しんでいる方も少なくありません。
特に女性に多く、再発を繰り返しやすいのが特徴です。
漢方での捉え方
漢方では、間質性膀胱炎を単なる膀胱の病気とは考えません。
背景には次のような体質の乱れがあると捉えます。
- 腎虚:膀胱・泌尿器を支える力の低下
- 気滞:ストレスによる自律神経の緊張
- 瘀血:骨盤内の血流低下による慢性炎症
- 陰虚:粘膜の潤い不足による刺激感・痛み
漢方では、これらを総合的に整え、「刺激に弱くなった膀胱を回復させる体質づくり」を行います。
症例紹介(大阪府大阪市・40代女性 I.Kさん)
主訴
3年以上続く頻尿と膀胱のヒリヒリした痛み。
泌尿器科で間質性膀胱炎と診断され、薬物療法を受けるも改善せず来店。
治療経過
1ヶ月目
初診時は、日中10回以上の頻尿、夜間も2〜3回起きる状態。
排尿後もスッキリせず、下腹部の違和感が続いていました。
精神的にも不安が強く、「外出前は必ずトイレの場所を確認する」とのこと。
2ヶ月目
排尿回数が少し減り、夜間頻尿が1回程度に。
膀胱の痛みも「鋭い痛み」から「違和感」へ変化。
「久しぶりに外出が苦にならなかった」との感想。
3ヶ月目
日中の頻尿が明らかに改善。
トイレを我慢できる時間が延び、気持ちに余裕が出てくる。
下腹部のヒリヒリ感はほぼ消失。
4ヶ月目
症状の波はあるものの、悪化しても回復が早くなる。
夜間は起きずに眠れる日が増え、睡眠の質も改善。
患者さんの声

何年も「治らない病気」と言われ、半ば諦めていました。
漢方で体質から整えていく中で、少しずつですが確実に変化を感じました。
今では外出や旅行も楽しめています。
「相談してよかった」と心から思います。
今回の漢方薬の金額
1日あたり820 円(税込)
※体質や症状により処方内容が変わります。ご予算に応じた調整も可能です。無理なく続けられるようご提案します。
養生法(ご自宅でできるセルフケア)
- 冷えを避け、下腹部・腰を温める
- カフェイン・刺激物・アルコールを控える
- 我慢しすぎず、早めの排尿を意識
- ストレスを溜めない(深呼吸・軽い散歩がおすすめ)
- 夜更かしを避け、腎を休ませる生活リズムを
漢方治療のメリット
- 原因不明・慢性化した症状にも対応できる
- 頻尿・痛み・不安感を同時に整えられる
- 副作用が少なく、長期的に安心して続けられる
- 再発しにくい体質を目指せる
よくある質問(FAQ)
- Q病院の治療と併用できますか?
- A
はい。併用されている方も多く、状況に応じて調整していきます。
- Qどのくらいで改善しますか?
- A
軽症であれば1〜2ヶ月、慢性の場合は3〜6ヶ月ほどで安定する方が多いです。
- Q完全に治りますか?
- A
全く症状が出ない状態まで改善される方が多くいらっしゃいます。
まとめ
間質性膀胱炎は、検査で異常が見つかりにくく、理解されにくい病気です。
しかし、体質と自律神経のバランスを整えることで、頻尿や膀胱痛は改善していく可能性があります。
「どこに相談していいかわからない」
「もう治らないと諦めている」
そんな方こそ、一度ご相談ください。