めまいとは
めまいは、「ぐるぐる回る」「ふわふわ浮く」「立ちくらみがする」などの感覚をまとめた総称です。
原因は多岐にわたり、耳の異常、血圧、自律神経の乱れ、ストレス、貧血、睡眠不足、更年期などが関係します。
病院で検査しても「異常なし」と言われ、薬を飲んでも良くならず、長引くケースは少なくありません。
そのため、根本改善を求めて漢方相談に来られる方が増えています。
漢方での捉え方
漢方では、めまいの原因を以下の体質の乱れとして考えます。
- 気血不足(血流が悪く頭へ栄養が届かない)
- 痰湿(身体に水が滞り、平衡感覚を乱す)
- 肝気鬱結・肝陽上亢(ストレスで気が上昇し頭がふらつく)
- 腎虚(加齢や慢性疲労によるめまい、耳鳴り)
特に多いのは、自律神経の乱れ+血流障害によるめまいです。
薬鍼堂では、原因となる体質を整え、再発しにくい身体づくりを行います。
症例紹介(兵庫県伊丹市・50代女性 M.Tさん)
主訴
3年前から続くふらつきと頭の重だるさ。
立ち上がると視界が白くなり、不安感と動悸も伴う。
脳神経内科と耳鼻科で検査するも異常なし。
めまい止めを服用しても改善せず来院。
治療経過
1ヶ月目
朝のふらつきが毎日。家事も中断するほど体が重い。
舌は淡白、歯痕あり、水分代謝の低下が目立つ「痰湿+気虚」タイプと判断。
体の余分な水を流し、気力を補う方向で治療開始。
2ヶ月目
ふらつきの頻度が減少。
頭がスッキリする日が増え、外出もしやすくなる。
「午後の倦怠感がなくなった」との実感。
4ヶ月目
めまいはほぼ消失。動悸や不安感も改善し、仕事復帰。
季節の変わり目でも再発なし。
現在は漢方を半量にし体調維持。
患者さんの声

めまい止めを飲んでも治らず、このまま仕事が続けられないと思っていました。
漢方で体が変わっていく感覚があり、気持ちまで安定しました。
今は再発もなく、普通の生活が送れて本当に感謝しています。
今回の漢方薬の金額
1日あたり820 円(税込)
※体質や症状により処方内容が変わります。ご予算に応じた調整も可能です。無理なく続けられるようご提案します。
養生法(セルフケア)
- 寝不足・過労を溜めない
- 首や肩を温め、血流を良くする
- 冷たい飲み物・砂糖の多い食品を控える
- ゆっくり深呼吸、10分の散歩を習慣に
- 1日1回、目を閉じて休息時間を作る
めまいは「体が発しているSOS」。無理をためないことが改善への近道です。
漢方治療のメリット
- 原因不明のめまいにも対応可能
- 自律神経・血流・水分代謝のバランスを整える
- 薬をやめると再発するケースの根本改善に
- 睡眠・体力・メンタルも総合的に改善
よくある質問
- Qめまい止めや安定剤と併用できますか?
- A
はい、併用可能です。様子を見ながら無理なく調整していきます。
- Qどのくらいで良くなりますか?
- A
多くの方が1〜2ヶ月で変化を感じ、3〜6ヶ月で安定します。
- Q不安感や動悸も一緒に良くなりますか?
- A
はい。自律神経を整えることで心身の症状が同時に改善します。
まとめ
めまいは単なる耳の病気ではなく、自律神経・血流・体質の乱れが絡み合って起こる症状です。
漢方は体全体のバランスを整えることで、薬に頼らず再発を防ぐ根本改善を目指すことができます。
長引くめまいでお悩みの方は、一度ご相談ください。