動脈硬化と漢方
動脈が年齢とともに老化し弾力性が失われて硬くなったり、動脈内にさまざまな物質が沈着して血管が狭くなり血液の流れが滞る状態を動脈硬化といいます。
動脈硬化の起こっている患部の位置によってそれぞれ違った症状が起きます。
冠状動脈の硬化は心臓性喘息、狭心症、心筋梗塞などの原因となり、
脳動脈の硬化は、脳梗塞、脳出血などの原因となり、
腎臓の動脈に硬化が現れると腎硬化症が起こり、
下肢の動脈に硬化がくると間欠性跛行症となり、
腸の血管に硬化がくると動脈硬化性間欠性腹痛を起こすようになります。
よく使う漢方薬
- 木防已湯
- 柴胡加竜骨牡蠣湯
- 炙甘草湯
- 大柴胡湯合桃核承気湯
- 防風通聖散
- 釣藤散
- 三黄瀉心湯
- 黄連解毒湯
- 八味丸
- 十全大補湯