ブラッドパッチを受けたのに、まだつらい方へ
「ブラッドパッチを2回受けたのに頭痛が消えない」
「座っているだけでめまいがして家事もできない」
「天気が悪い日は動けなくなる」
「病院でもう少し様子を見ましょうと言われるばかりで出口が見えない」
「周囲に病気を理解してもらえず孤立している」
脳脊髄液減少症は診断までも大変ですが、診断後も長い闘いが待っている病気です。
ブラッドパッチ療法を受けても症状が完全に取れないケースは珍しくなく、漏れはふさがったはずなのになぜまだつらいのかと絶望する方も少なくありません。
薬鍼堂は脳脊髄液減少症を看板疾患の一つとして、長年にわたり多くの患者さんの漢方治療に取り組んできました。
ブラッドパッチの後に残る症状、ブラッドパッチの適応にならないケース、原因不明の低髄液圧症状など、西洋医学の治療だけでは届かない領域に漢方で寄り添っています。
脳脊髄液減少症の基本的な症状や漢方的な考え方について
→ 脳脊髄液減少症と漢方
脳脊髄液減少症とは?|見逃されやすい病気
脳脊髄液減少症は脳と脊髄を包む膜から脳脊髄液(髄液)が漏れ出し、脳を支えるクッションの役割が低下することでさまざまな症状が現れる疾患です。
主な原因:
- 交通事故(むちうち)
- 転倒、スポーツ外傷
- 出産時の硬膜外麻酔後
- 原因不明(特発性)
主な症状:
この病気の最大の問題は診断されにくいということです。
通常のCTやMRIでは異常が見つからないことも多く、原因不明の頭痛、自律神経失調症、心因性と誤診され、何年も正しい治療にたどり着けない方がいます。
ブラッドパッチ後も症状が残る理由
ブラッドパッチ療法は漏れている箇所に自身の血液を注入して穴をふさぐ治療法です。
2016年に保険適用となり多くの患者さんに実施されています。
しかしブラッドパッチ後に症状が完全に消える方は約半数程度と言われており、複数回受けても改善しないケースも少なくありません。
その理由として漢方的な視点からは以下のように考えています。
① 漏れはふさがっても、体の消耗が回復していない
長期間の髄液漏出で体全体の気・血・水が大きく消耗しています。
穴がふさがっても消耗した体がすぐに元に戻るわけではありません。
屋根を直しても、浸水した家の中は水浸しのままというイメージです。
② 自律神経の乱れが残っている
髄液の減少により自律神経が長期間乱れ続けた結果、髄液が正常に戻っても自律神経は乱れたままということがあります。
これがめまい・動悸・不眠などの症状として残ります。
③ 水分代謝そのものが崩れている
漢方では髄液を含む体内の水の巡りを水(すい)として捉えます。
長期の髄液漏出で水の代謝機能自体が弱っており、正常な髄液産生と循環が回復していない可能性があります。
漢方治療はこれらブラッドパッチでは届かない体質の回復を担う役割を果たします。
漢方から見た脳脊髄液減少症|「水」と「気血」の同時回復
漢方では、脳脊髄液減少症を水のバランスの乱れ+気血の消耗という二つの側面から捉えます。
① 水滞タイプ(余分な水の停滞型)
体全体の水は足りているのに必要な場所(脳・脊髄)に届いていないタイプ。
水の巡りの偏りを整えることが治療の軸になります。
こんな方に多い特徴:
- 目の前がくらくらする
- 胃がちゃぷちゃぷする感じがある
- 天候(低気圧・雨)で症状が悪化する
- 頭が重い、頭痛がある
- 吐き気を伴うことがある
② 気血両虚タイプ(心身消耗型)
長期の闘病で気と血が大きく消耗し、体を回復させるエネルギーそのものが不足しているタイプ。
こんな方に多い特徴:
③ 肝腎虧虚タイプ(根本消耗型)
長期化(1年以上)により、体の根幹のエネルギー(腎精)まで消耗しているタイプ。
耳鳴り・腰痛・記憶力低下が強く出ます。
こんな方に多い特徴:
- 耳鳴りが常にある
- 腰痛・膝の弱り
- 白髪や脱毛が増えた
- 夜間頻尿
- 物忘れがひどい
脳脊髄液減少症はこれらの体質が複合しているケースがほとんどです。
薬鍼堂では水を巡らせると同時に消耗した体力を補うという二方向からのアプローチを行います。
【漢方治療例】大阪府大阪市・40代女性 Y.Tさんの改善事例
ご相談内容
Y.Tさん(大阪府大阪市・43歳・パート事務)は、2年前の交通事故(追突)によるむちうちの後、起立性頭痛・めまい・倦怠感が続き、半年後に専門病院で脳脊髄液減少症と診断されました。
ブラッドパッチ療法を2回受けましたが頭痛とめまいが半分程度残り、仕事は週2日に減らしてもつらい状態が続いていました。
主治医からは漏れはほぼ止まっているが回復には個人差があると言われ、他にできることはないかと探して薬鍼堂に来られました。
初めての漢方相談で不安な方は
→ 漢方相談の流れ
初診時の状態と体質分析
- 起き上がると30分以内に頭が締め付けられるように痛む
- 横になると楽になるが、1日の大半を横になって過ごしている
- めまい(回転性ではなくフワフワする感じ)が常にある
- 首から後頭部にかけてのこりと痛みが慢性的
- 耳鳴り(キーンという高音)が1日中続く
- 低気圧の日は起き上がれないほど悪化する
- 食欲がなく、5kg以上体重が減少
- 不眠(頭痛で目が覚める)
- 顔色が土色で、むくみがある
→ 東洋医学的には水滞+気血両虚と判断。
ブラッドパッチで漏れはおさまりつつあるものの水の巡りが回復しておらず、同時に長期の闘病で気血の消耗が深刻な状態でした。
治療方針
体内の水の偏りを整えつつ、消耗した気血を補い、髄液の産生・循環が正常に戻る体質を作ることを目標としました。
治療経過
漢方治療1ヶ月後
少し胃が動き始めた感じがするとのこと。食欲はまだ戻らないが温かいスープは飲めるように。頭痛・めまいには目立った変化なし。
漢方治療3ヶ月後
食欲が少しずつ回復し、1日2食は食べられるように。低気圧の日のつらさが寝込むから動きにくいに変わったとのこと。
漢方治療4ヶ月後
起立性頭痛が軽減し始め、起きていられる時間が1日3〜4時間から5〜6時間に延長。むくみが減り、顔色も少し改善。久しぶりに近所のスーパーまで歩けたとのこと。
漢方治療7ヶ月後
頭痛は時々出る程度まで減少し、めまいも座っていれば気にならないレベルに。耳鳴りも小さくなり、週3日のパート勤務を再開。横になっている時間より起きている時間の方が長くなったと嬉しそうに話されていました。
漢方治療9ヶ月後
天候による症状の悪化が大幅に軽減。頭痛は月に数回程度に。首の痛みも軽くなり、以前のように1日通しで起きていられる日がほとんどに。食欲も安定し、体重が3kg回復。
漢方治療12ヶ月後
パート勤務を週4日に増やし、日常生活はほぼ問題なく送れるように。耳鳴りは静かな場所で少し気になる程度まで改善。主治医にも「かなり良くなっている」と驚かれたとのこと。漢方薬は量を減らして再発予防のため継続中です。
脳脊髄液減少症の他の治療例も見たい方は
→ 脳脊髄液減少症の漢方治療例一覧
漢方薬の費用について
薬鍼堂の漢方薬は体質や症状に合わせたオーダーメイド処方のため費用は一人ひとり異なります。
脳脊髄液減少症の治療ではおおむね以下の金額を目安にしてください。
| 1週間あたり | 1日あたり | 1ヶ月あたりの目安 | |
|---|---|---|---|
| 基本となる1薬方の場合 | 3,500円〜4,900円前後 | 約500円〜700円 | 約15,000円〜21,000円 |
| 複数の薬方や補助剤を使用する場合 | 5,000円〜7,000円前後 | 約710円〜1,000円 | 約21,000円〜30,000円 |
Y.Tさんの場合の費用推移
| 治療期間 | 漢方薬の構成 | 1週間あたりの費用 |
|---|---|---|
| 1〜4ヶ月目(治療初期) | 2種類の漢方薬 | 約7,700円(1日約1,100円) |
| 5〜9ヶ月目(回復期) | 2種類を減量 | 約5,600円(1日約800円) |
| 9ヶ月目以降(維持期) | 1種類に調整 | 約3,500円(1日約500円) |
体調の回復に伴い費用も段階的に下がっていきます。
漢方相談は無料で行っています。ご予算に合わせた提案もしておりますので、遠慮なくご相談ください。
費用やその他のご質問について詳しくは
→ よくある質問 | 無料相談の理由
患者さんの声

交通事故の後、2年近く頭痛とめまいに苦しんでいました。ブラッドパッチを2回受けてこれで良くなると信じていたのに半分くらいしか改善しなくて。主治医にももう少し時間がかかると言われるだけで本当に出口が見えなかった。
毎日ほとんど横になって過ごしていてスーパーにも行けない。家族にもまだ治らないの?と言われて、この先ずっとこのままなのかなと何度も泣きました。
薬鍼堂さんに相談した時、先生がブラッドパッチで漏れは止まっていても体の消耗が回復していないんですと説明してくれて、初めて腑に落ちました。それまで誰もそういう説明をしてくれなかったので。
漢方を始めて最初に変わったのは低気圧の日のつらさでした。以前は寝込んでいたのがなんとか動けるに変わって、そこから食欲も戻り、少しずつ起きていられる時間が増えていきました。
1年経った今、パートにも復帰できて主治医にも漢方を併用して正解だったねと言ってもらえました。同じようにブラッドパッチ後も良くならなくて悩んでいる方がいたら漢方という選択肢があることを知ってほしいです。
脳脊髄液減少症に漢方治療を取り入れるメリット
① ブラッドパッチのその先に対応できる
ブラッドパッチは漏れを止める治療ですが消耗した体の回復は別の問題です。漢方は体の内側から気血と水のバランスを整え、ブラッドパッチだけでは届かない体質回復をサポートします。
② 複数の症状を同時に改善できる
頭痛・めまい・耳鳴り・倦怠感・不眠・食欲不振。脳脊髄液減少症は多くの症状が同時に現れます。漢方は体質を整えることでこれらの症状が連動して改善していきます。
③ 天候による悪化を軽減できる
低気圧で症状が悪化する方は非常に多いですが、これは体内の水の巡りの問題です。漢方で水分代謝を整えることで天候に左右されにくい体を目指せます。
④ 西洋医学との併用が可能
漢方治療はブラッドパッチや後遺症外来の治療と併用できます。どちらかを選ぶではなく、両方を活かすことで、回復の可能性を広げます。
薬鍼堂は西洋医学を否定しません
→ なぜ漢方なのか?
よくある質問(Q&A)
- Qブラッドパッチを受けていなくても漢方治療はできますか?
- A
もちろんです。ブラッドパッチを受けていない方、ブラッドパッチの適応にならなかった方、診断はまだだが脳脊髄液減少症が疑われる方にも漢方治療は対応しています。
- Qブラッドパッチと漢方を同時に進めても大丈夫ですか?
- A
問題ありません。多くの方が併用しています。
- Q事故から何年も経っていますが今からでも改善しますか?
- A
はい。発症から年数が経過している方でも症状が改善するケースは多くあります。ただし、長期化しているほど回復にも時間がかかる傾向がありますので早めのご相談をおすすめします。
- Q費用はどのくらいかかりますか?
- A
体質によって異なりますが、1週間あたり3,500円〜7,000円前後が目安です。回復に伴い段階的に費用も下がります。
→ 費用について詳しくはこちら
- Q遠方ですが相談できますか?
- A
はい。電話・LINE・オンラインでのご相談に対応しています。脳脊髄液減少症の患者さんは体調の波が大きく外出が難しい方も多いため、自宅から相談できる体制を整えています。漢方薬は代引きで全国に発送しています。
脳脊髄液減少症でお悩みの方へ|漢方相談のご案内
ブラッドパッチ後も残る頭痛、終わりの見えない倦怠感、天候に左右される毎日。出口が見えない苦しさを一人で抱えていませんか?
薬鍼堂は脳脊髄液減少症を看板疾患の一つとして、長年にわたり多くの患者さんの漢方治療に取り組んでいます。
- ブラッドパッチ後も症状が残っている
- ブラッドパッチの適応にならなかった
- 診断はまだだが脳脊髄液減少症が疑われる
- 仕事や家事が以前のようにできない
- 病気の情報や理解者が少なく孤立している
そんな方にこそ体質から整える漢方治療を試していただきたいと思います。
相談料は無料です。 オンライン相談にも対応しています。