パニック障害の漢方治療例
パニック障害は、突然の強い不安や恐怖により、動悸、息切れ、めまい、吐き気、発汗、手足の震えなどの発作が生じる病気です。発作が繰り返されると、予期不安から外出や人との交流を避け、うつ病を併発することもあります。
漢方では、発作(症状)を「標」、発作を引き起こしやすい体の状態を「本」として捉え、「標本同治(ひょうほんどうち)」という考え方で根本から治療していきます。まず漢方薬で発作を抑えながら、精神的に安定した状態へと導き、ある程度改善した段階で認知行動療法を取り入れ、苦手な状況にも少しずつ慣れていくトレーニングを行います。この方法により、再発を防ぎ、最終的には漢方薬を卒業することを目指します。
パニック障害は適切な治療を受ければ改善し、完治する病気です。薬鍼堂では、一人ひとりの体質や症状に合わせた漢方治療を行っています。