あがり症とは?|人前で緊張しすぎて困るあなたへ
あがり症とは、人前で話す、注目されると極度に緊張してしまう状態を指します。
「赤面」「どもる」「汗が止まらない」「心臓がバクバクする」など、強い身体反応が出るため、仕事や学校生活にも支障をきたすことがあります。
主な症状:
- 人前で話すと声が震える・早口になる
- 頭が真っ白になり、何を言っていいかわからなくなる
- 発表や会議前に動悸・発汗・吐き気がする
- 極端な緊張で翌日まで疲れが取れない
- 薬に頼りたくないけど、緊張をどうにもできない
漢方からみた「緊張しやすい体質」とは?
漢方では、あがり症を単なる「気の持ちよう」ではなく、体質のアンバランスからくる気の乱れや神(しん)の不安定と捉えます。
漢方での主な原因:
- 「心脾両虚(しんぴりょうきょ)」:気力・集中力が足りず、緊張に弱い
- 「肝気上逆(かんきじょうぎゃく)」:ストレスが頭にのぼって顔が赤くなる・汗が出る
- 「腎虚(じんきょ)」:驚きや不安に過敏になりやすい
体の緊張を解きながら、自信・安定感を取り戻していくことが、漢方によるあがり症改善のポイントです。
症例紹介|大阪府大阪市在住・30代男性 K.Tさんの場合
ご相談内容
営業職でプレゼンの機会が多く、会議や人前での発表が近づくと、動悸・吐き気・手汗が止まらず、内容を忘れてしまうことも。
仕事の評価にも直結し、将来への不安から「このままでは続けられない」と感じてご相談に来られました。
初回カウンセリングでの印象
- 普段は落ち着いた印象だが、話している途中に焦りの表情が出る
- 舌がやや赤く、緊張が慢性的に続いている様子
- 食欲や睡眠は安定しているが、「気持ちが先走ってしまう」という体質傾向あり
治療経過|「自分らしく話せる」までの4ヶ月間
▶1ヶ月目
- 週1回の社内会議でのプレゼン時、「手の震えが軽くなった」と実感
- 胃の不快感が軽減し、直前の食事もできるように
- 睡眠の質も向上し、緊張による夜中の目覚めが減少
▶2ヶ月目
- 毎朝の出社時に感じていた動悸が明らかに減る
- 会議で話す内容を事前に整理しておけるようになり、「頭が真っ白にならなくなった」
- プレゼン後の疲労感も軽減
▶3ヶ月目
- 人前で話しているときも、呼吸が浅くならず自然体でいられる
- 同僚から「話し方が変わった」と言われ、自信に
- 予期不安がなくなり、「何が起きても大丈夫」という安心感が出てくる
▶4ヶ月目
- 大型商談でも落ち着いてプレゼンでき、「緊張したけど対応できた」と自己評価
- 以後も漢方を継続しながら、徐々にあがり症への恐怖が過去のものに
患者さんの声

「毎週の会議が本当に嫌で、前日から憂うつでした。
でも、こちらで緊張しやすい体質を言葉にしてもらえてホッとしたのを覚えています。
漢方は即効性はないけれど、だんだんといつもどおりの自分でいられる時間が増えていきました。
今では、自信が持てるようになり、仕事の幅も広がってきました。」
今回の漢方治療の料金目安
1日あたり 720円
漢方治療は、一人ひとりの体質に合わせたオーダーメイドの治療を行うため、薬の選び方や服用量、治療期間が異なります。カウンセリングにて詳細をご提案します。予算に応じて調整可能です。
よくあるご質問(FAQ)
- Qあがり症にも漢方は効くのですか?
- A
はい、あがり症は体質と深く関係しているため、漢方による体質改善は非常に有効です。
緊張しやすさ・自律神経の乱れ・不安感などを整え、根本からの改善を目指します。
- Q服用期間はどのくらいですか?
- A
個人差はありますが、1〜2ヶ月で変化を感じ始め、3〜6ヶ月の継続で安定する方が多いです。短期間で「今すぐ効く」ものではありませんが、根本的な改善を目指します。
- Q精神安定剤と併用できますか?
- A
はい、併用可能です。現在服用中のお薬との相性も確認しながら安全に処方いたします。
- Q学生や就活生でも相談できますか?
- A
もちろんです。10代〜30代の学生・社会人の方からのご相談も増えています。人前で話す機会が多い方には、早めの体質改善がおすすめです。
漢方治療のメリット
- 薬に頼らず、自然な自分らしさを取り戻す
- 不安や動悸だけでなく、眠り・食欲・集中力も改善
- 自律神経を整え、パフォーマンスを安定させる
- プレゼンや面接など、実生活での成果につながる
まとめ|「あがってしまう自分」を責めないでください
あがり症は、性格や根性の問題ではありません。
緊張しやすい体質を整えることで、人前でも自分らしく振る舞えるようになります。
漢方治療は、あなたの本来の力を引き出すお手伝いです。
「また失敗したらどうしよう…」と毎回不安を抱えている方へ、安心できる自分を一緒に取り戻しませんか?