漢方相談専門

お悩みの症状を確実に改善させるために細かな漢方診察で体質や症状の根本を見極めて、数百種類ある漢方薬の中からピッタリあった漢方薬を見つけます。電話・メールでのご相談も承っております。

薬鍼堂の漢方についてくわしく

起立性調節障害と漢方

起立性調節障害と漢方 起立性調節障害

起立性調節障害の漢方治療

症例(高校3年生の男子)

最初は朝起きた時に軽くめまいがする程度だったが、立ちくらみが少しずつひどくなる。

受験勉強で疲れていると思って気にしていなかったが午前中のだるさが強くなり、病院にいくと起立性調節障害と診断されました。

いろいろと治療してみたがうまくいかず、漢方相談に来られ、薬鍼堂にて漢方の診察で確認すると自律神経の乱れを確認。

気を発散させる漢方薬で自律神経を整えていくと3ヶ月ほどでめまいが出なくなり、朝も気持ちよく起きれるようになりました。

その後、立ちくらみも改善し万全の体調で受験に臨めたようです。

漢方薬の金額 1日あたり500円

症例(中学2年生の女子)

朝起きることができず学校に通うことが難しくなっており、頭痛が激しく生理前が特にしんどい。

漢方の診察で確認すると自律神経の乱れと、ホルモンバランスの崩れが見られました。

血虚の漢方薬をメインに治療し、2ヶ月で週に3回は学校に通うことができるようになりました。順調に体調が良くなり今では普通に学校に通って部活もがんばっているようです。

漢方薬の金額 1日あたり960円

起立性調節障害とは?

思春期前後に発症する方が多いです。しかし年齢に関係なく大人になってからでも発症することもあり、10人に1人がなるとも言われています。

診断基準

  • 朝起きれない
  • 午前中に調子が悪く午後に回復する
  • 立ちくらみ
  • 頭痛
  • 動悸
  • 気分不良
  • 腹痛
  • 食欲不振
  • 車酔い
  • 顔色が悪い
  • 失神

これらのうち3つ以上あてはまれば起立性調節障害を疑います。

原因

原因としては

  1. 自律神経のバランスが崩れている
  2. 精神的・心理的なストレス
  3. 水分不足

この3つが主に考えられます。

1.  自律神経のバランスが崩れている

人は立っている状態では血液は重力によって下に溜まっていきます。そのままだと頭に血液が回らなくなってしまいますので人間の体が反応して自律神経の交感神経を興奮させ、血管を収縮し、心臓の動きを増やして血液が下に溜まらないようにします。

ところが起立性調節障害では自律神経のバランスが崩れているためにこの反応がうまくいかず、血液が回らなくなってしまうのです。

そのために立ちくらみが起きたり、疲れやすい、頭がボーッとする、すぐに息切れするなどの症状が出てきます。寝転ぶと血液が回りやすくなるので横になりたがります。

自律神経のリズムもずれてしまうので夜に寝ることができず、朝も起きれない状態になってしまいます。周りから見ると夜更かしして朝起きれないので、だらけていると思われてしまうこともあります。

2. 精神的・心理的なストレス

学校や仕事に対してのストレスやプレッシャーで発症することもあります。緊張しやすかったり、物事を堅く考えすぎて自分に厳しい真面目な性格の方がなりやすいです。

学校や仕事を休んでも、行かなければならないというプレッシャーや休んだことに対する情けないと思う気持ちでさらに悪化してしまい悪循環に陥ってしまいます。

その結果、精神的に落ち込んでしまいうつ状態になってしまったり、ひきこもりがちになってしまうこともあります。

3. 水分不足

体の水分が不足することで血液量が少なくなり、血圧が下がって立ちくらみや体のダルさが出てきます。

しかし水分不足が原因の場合は数日間水分を補給すれば改善します。

水分の補給には良し悪しがありますので下記のページを参考にしてください。

日常生活でできる起立性調節障害の治し方
起立性調節障害でお悩みの方の症状が少しでも軽くなるように、治療中の方はより早く治るように多くの患者さんを診てきた経験から生活習慣や食事についてお話しと水分摂取の注意点について漢方の視点から

主な症状

午前中のだるさ
朝起きるのがつらくて、起きようと思っても起きれず無理矢理起きも頭がボーッとしたり、体がだるくて動けなかったりします。夕方から夜にかけて体調が良くなっていくのが特徴です。

睡眠障害
夕方から夜にかけて体調が良くなり、軽い興奮状態になっているので夜に目が冴えてなかなか寝つけない。布団に入っても眠たくならないので寝る時間が遅くなります。そのため、朝起きれなくなる悪循環にハマってしまいます。

めまい・立ちくらみ
立っている時や首を動かした時にフワフワしたり、朝起きるときに目の前がグルグル回る。病院でメニエルと診断される場合もあります。他にも貧血のように立ち上がった時にクラっとしたり、視界が暗くなる(ブラックアウト)、ひどい場合は気を失って失神してしまうこともあります。

うつ症状
午前中がつらく、不安感、意欲や思考力の低下など、うつに似た症状が出るため、うつ病と診断される場合もあります。また、周りの理解を得られないことが多いので気持ちがふさぎこんでしまいます。

食欲不振
特に午前中に食欲がなくなります。胃が痛くなったり吐き気がでることも。

動悸
何もなくても胸がドキドキしたり脈が速くなる。緊張やストレスで強く出ることもあります。

頭痛
こめかみの辺りがズキズキする片頭痛や肩こりを伴って目の奥が痛くなる頭痛、朝の頭重感などがあります。

治療方法

薬物療法としては、メトリジンなどの血圧を上げる薬を使うこともあるのですが、無理矢理交感神経を刺激するので自律神経がより乱れてしまうこともあります。

ただ、これらのお薬はあくまでも対症療法なので根本的な治療にならず、うまくいかないことがほとんどです。

非薬物療法として運動、日常生活の工夫で対処していくことがメインになります。しかしこれだけでは軽症の場合はいいですがある程度症状が強いと治るまで時間がかかるなど問題もあります。

これといった治療方法がなく悩んでいらっしゃる方が多いのが現状です。

漢方治療の効果

漢方薬は自律神経の不調に対してかなりの効果が期待でき、起立性調節障害も漢方で良くなった方がたくさんいらっしゃいます。

問題があるとすれば同じ起立性調節障害の患者さんでも人によって漢方薬が違ってくるところです。

漢方の考え方である『気』を発散させなければならない場合や、血が少なくなっている『血虚』で、血を補う漢方薬を使う場合、からだに余分な水分ができている『水毒』をさばいていくなど様々です。

薬鍼堂では起立性調節障害の患者さんをたくさん診てきた経験と実績から、ひとりひとりに合わせた漢方治療で治していきます。

起立性調節障害の漢方治療例