夜中に何度も目が覚める・寝つきが悪い…そんな不眠症状にお悩みの方へ
「布団に入っても眠れない」
「夜中に目が覚めて、そこから眠れない」
「薬を飲まずに自然に眠れるようになりたい」
このような不眠症状でお悩みの方は年々増加しています。
この記事では、「不眠と漢方」をテーマに、体質を見直して改善した漢方治療の実例をご紹介します。
あわせて、東洋医学的な視点・治療経過・養生法・よくある質問も詳しく解説します。
不眠の原因とは?漢方が考える「眠れない理由」
西洋医学における不眠の主な分類
- 入眠障害:布団に入っても眠れない
- 中途覚醒:夜中に何度も目が覚める
- 早朝覚醒:明け方に目が覚めてしまう
- 熟眠障害:眠った気がしない、眠りが浅い
病院では睡眠導入剤や抗不安薬が処方されることが多いですが、「薬に頼りたくない」「効かなくなってきた」というご相談が薬鍼堂にも多く寄せられています。
漢方での不眠の捉え方
漢方では不眠は「心身のバランスの乱れ」から起こると考えます。代表的な体質パターンは以下の通りです。
- 心脾両虚(しんぴりょうきょ):気血不足で心が不安定
- 肝鬱化火(かんうつかか):ストレスで気が滞り、火(熱)が上に昇る
- 陰虚火旺(いんきょかおう):体の潤いが不足し、熱がこもって眠れない
- 痰熱擾心(たんねつじょうしん):体内の湿熱が心をかき乱している状態
【漢方治療例】京都府京都市・50代女性 K.T様の不眠改善症例
ご相談内容
K.T様(京都府京都市・50代・事務職)は、ここ1年ほど「夜中に目が覚める」「朝4時頃に目が覚めてしまう」という不眠が続いており、睡眠導入剤を服用していたものの「効かなくなってきた」とご相談に来られました。日中の倦怠感や集中力低下にも悩まれていました。
初診時の状態と漢方的体質診断
- 心配性で、夜になると考えごとが止まらない
- 顔の火照りやのぼせ感がある
- 疲れやすく、胃腸の不調も時折ある
- 月経不順もあり、年齢的な更年期の影響も考慮
→「肝鬱化火+心脾両虚」と判断しました。
治療の経過
2週間後
「寝つきは相変わらずだが、目覚めの時間が30分ほど遅くなった」との報告。
1ヶ月後
途中で起きる回数が1〜2回に減少。朝のだるさも軽くなる。
3ヶ月後
夜中に起きる回数がなくなり、5〜6時間続けて眠れる日が増える。日中の集中力も回復。
実際の患者さんの声

長年、眠剤を飲みながら眠る生活でしたが、徐々に効かなくなり将来が不安でした。
薬鍼堂で相談し、漢方を始めてから、心が落ち着いてきたのをまず感じました。
今では自然に眠れる日が増え、薬も半分以下に減っています。気持ちも前向きになれました。
不眠を改善するための養生ポイント
不眠は体の乱れだけでなく、生活習慣や環境の影響も大きいため、以下のセルフケアが効果的です。
自宅でできる不眠解消の養生法
① 就寝前のスマホ・パソコンを控える
ブルーライトは交感神経を刺激し、眠りを妨げます。21時以降は画面オフを意識。
② 寝る前の温かい飲み物
白湯やカモミールティーなど、リラックス効果のある温飲料を習慣に。
③ 同じ時間に寝起きする
毎日の睡眠リズムを一定に保つことで、体内時計が整い、眠りやすくなります。
④ 軽いストレッチ・腹式呼吸
入浴後にゆっくりと呼吸を整えることで、副交感神経が優位になります。
よくある質問(Q&A)
- Q睡眠導入剤と漢方は併用できますか?
- A
はい、可能です。服薬中の方が少しずつ減薬できるよう、漢方でサポートすることも多くあります。医師の指導も並行して行ってください。
- Qすぐに眠れるようになりますか?
- A
体質により異なりますが、軽症の方は1〜2週間で改善を感じ始める方もいます。慢性的な不眠の場合は2〜3ヶ月かけて体質の立て直しを行うのが一般的です。
- Qストレスが原因でも漢方は効きますか?
- A
はい、むしろ漢方はストレス性の不調に強いアプローチが可能です。気の巡りを整えることで、心身のバランスが回復しやすくなります。
不眠を体質から改善したい方へ|薬鍼堂の漢方相談
「眠れない」のは、あなたの心と体が出しているサインかもしれません。
薬鍼堂では、一人ひとりの体質に合わせて根本から不眠を解消する漢方相談を行っています。
- 不眠で悩んでいるけど、薬に頼りたくない
- 更年期やストレスの影響を受けている
- 寝ても疲れが取れず、日中もつらい
そんな方に、漢方という選択肢を。
ご相談・ご予約はこちら
【まとめ】不眠に悩む方へ|漢方で自然な眠りを取り戻す
- 不眠は体の乱れやストレスが原因で起こることが多い
- 漢方は気・血・水・陰陽のバランスを整え、根本から改善できる
- 養生とあわせることで、より持続的な安眠へつながる
「薬に頼らず、自然に眠れる力を」
薬鍼堂が、あなたの眠りをサポートします。