本態性振戦に効く薬が見つからない…そんなあなたへ
「手の震えが気になって人前に出るのがつらい」
「病院で出された薬が合わず、副作用が気になる」
「原因がわからないのに、年齢のせいと言われてしまった」
そんなお悩みを抱える方に向けて、この記事では本態性振戦の漢方による治療法と、実際の改善例・使用した薬(漢方処方)・生活養生について詳しくご紹介します。
本態性振戦とは?原因がわからない“手の震え”
症状の特徴
本態性振戦とは、はっきりとした原因がないにもかかわらず、手や頭、声が細かく震える症状のことです。
加齢とともに発症することが多く、特にコップを持つ、字を書く、食事をするなどの動作時に症状が出やすいのが特徴です。
西洋医学の治療薬とその限界
病院ではベータ遮断薬(プロプラノロール)や抗てんかん薬が処方されることがありますが、
- 効果に個人差が大きい
- 副作用(低血圧、眠気、倦怠感)が出やすい
- 長期服用への不安がある
といった声も多く、薬を飲んでも完全には治らないと感じる方も少なくありません。
本態性振戦の漢方的アプローチ|薬鍼堂の見立て
漢方では、本態性振戦を単なる「神経の誤作動」ではなく、
- 加齢や疲労による「肝血虚(かんけっきょ)」
- ストレスや緊張による「肝風内動(かんぷうないどう)」
- 胃腸虚弱や腎虚(じんきょ)による脳神経の栄養不足
といった全身バランスの乱れによって起こる症状と捉えます。
【症例紹介】本態性振戦が改善した60代男性(兵庫県宝塚市・Y.T様)
ご相談内容
兵庫県宝塚市在住のY.T様(60代・男性・自営業)は、数年前から右手の細かい震えを感じるようになり、最近では字を書く、印鑑を押す、茶碗を持つときに震えが顕著に出るとご相談されました。
病院で「本態性振戦」と診断され、ベータ遮断薬を処方されるも、副作用でふらつきや動悸が出たため、漢方での治療を希望されました。
初診時の体質と状態
- 手の震えは安静時にはほぼ出ないが、動作時に強くなる
- 便秘がち、疲れやすい、眠りが浅い
- 長年のストレス・責任感の強さ
- 加齢による体力低下の自覚あり
処方は肝血を補い、風を抑えることを主軸に、ストレスと加齢の両方にアプローチしました。
治療の経過と変化
1ヶ月後
- 手の震えの頻度が少し軽減
- イライラ感が減り、眠りがやや深くなる
3ヶ月後
- 字を書くときの震えが明らかに減少
- 食事や湯飲みを持つときも安定感が出てきた
- 仕事中の集中力が回復
6ヶ月後
- 日常生活で震えを意識することがほぼなくなり、精神的な不安感も大幅に改善
- 現在は、再発予防と体力維持の処方を継続中

患者さんの声
初めて本態性振戦と診断された時、手術しかないかと思って絶望的な気持ちでした。
薬も合わず、仕事にも支障が出ていたので、藁にもすがる思いで薬鍼堂さんに相談しました。
最初の1ヶ月で変化を感じ、3ヶ月ほどでほとんど震えが気にならなくなりました。
「もっと早く相談すればよかった」と本気で思っています。
お薬代の目安
1日あたり 960円
※漢方治療は一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイド治療です。お薬の金額や治療期間は個人により異なります。
自宅でできる本態性振戦の養生法
手の震えを悪化させない生活習慣のポイント
1. ストレスの蓄積を避ける
過緊張やプレッシャーが続くと、肝気が高ぶり震えが悪化します。散歩・読書・ぬるめの入浴などで「ゆるめる時間」を持ちましょう。
2. 冷えを防ぐ
冷えは神経の興奮を助長します。首・手首・足首を温め、温かい飲み物を意識して取り入れてください。
3. 睡眠の質を整える
脳と神経の回復には良質な睡眠が不可欠です。スマホやカフェインは就寝2時間前までに控えましょう。
よくある質問(Q&A)
Q漢方で本態性振戦が本当に治るのですか?
「震えを抑え、出にくい体質へ整える」ことが目的です。実際に完全に治る方や、症状が目立たなくなり、日常生活が快適になる方が多くいらっしゃいます。
Qどれくらいで効果が出ますか?
軽度な方は1ヶ月前後で変化を感じ始めますが、長期化している場合は3ヶ月以上の体質改善が必要になることもあります。
Q病院の薬と併用しても大丈夫ですか?
多くの場合は併用可能です。ただし、服薬内容によっては注意が必要な場合もあるため、初回相談時に詳細をお聞きいたします。
【まとめ】本態性振戦の薬に頼らない治し方を探している方へ
- 漢方は「震えの原因=体の内側の乱れ」と捉えて根本から整える
- 一人ひとりの体質に合わせた処方が可能
- 震えの軽減だけでなく、不安感やストレス体質の改善にもつながる
「薬が効かない」「副作用がつらい」そんな時は、漢方という選択肢をぜひ思い出してください。