足の痛み 男性67歳
今日ご紹介するのは坐骨神経痛で来られた患者さんです。太ももの裏が痛く、歩くのが困難。いろいろと治療してきたがなかなか良くならないので漢方でやってみたいとご来店されました。
診察してみても一般的な坐骨神経痛の症状と特に変わりないので普通に坐骨神経痛の漢方治療を開始することに。
ところが1ヶ月ほど飲んでも一向に痛みが変わらない。むしろ前より痛くなったかもと言われたのです。きちんと漢方薬を合わせきれていないと思い、診察でよくチェックしてみると痛みの場所から五志(自律神経や知覚神経の異常)の反応が出ているではありませんか。ストレスなどが原因で、筋肉の緊張や知覚神経の誤作動が起きたのだと思います。元からその反応があったと思うのですが、しっかり確認できていませんでした。反省です。
現在は五志の漢方薬をメインに治療中です。まだ痛みに波はありますが少しずつマシになってきているようです。 坐骨神経痛と病名を聞かされても先入観を持たずに診察しないとダメですね。以後気をつけます。