副鼻腔炎のつらい頭痛、薬を飲んでも治らない方へ
「朝起きると頭が重い」
「顔の奥がズーンと痛む」
「副鼻腔炎の薬を飲んでも、頭痛が治らない」
そんなお悩みを抱える方に向けて、この記事では副鼻腔炎に伴う頭痛を漢方で根本改善した実例をご紹介します。
兵庫県伊丹市在住の30代女性・T.S様の症例をもとに、治療内容・経過・養生法・よくある質問もあわせて解説します。
漢方から見る副鼻腔炎と頭痛の関係|薬鍼堂の考え方
副鼻腔炎(慢性副鼻腔炎・蓄膿症)とは
副鼻腔炎は、鼻の奥にある空洞(副鼻腔)に炎症が起き、粘液や膿がたまりやすくなる状態です。
慢性化すると頭痛や顔の圧迫感を伴い、「薬が効かない」「何度も再発する」とお悩みの方が多く来店されます。
漢方で見る副鼻腔炎と頭痛の原因
漢方では副鼻腔炎を以下のように分類して考えます。
- 湿熱(しつねつ):炎症によるこもった熱と粘りのある痰
- 脾虚(ひきょ):体の水はけが悪くなって痰がたまりやすい体質
- 肺気虚・肺陰虚:呼吸器の弱りにより外邪を追い出せない状態
頭痛は、副鼻腔の炎症による気の滞り(気滞)や痰湿による上部の詰まりが原因で起こるとされます。
【症例紹介】副鼻腔炎による頭痛が漢方で改善した実例(兵庫県伊丹市・T.S様)
ご相談内容
兵庫県伊丹市在住のT.S様(30代・女性)は、約2年間にわたり副鼻腔炎を繰り返し発症し、頭痛・顔の奥の痛み・鼻づまり・集中力の低下などに悩まされていました。
耳鼻科で抗生物質や点鼻薬を処方されるも、改善しては再発を繰り返す状態で、「体質そのものを見直したい」とご相談いただきました。
初診時の体質・症状
- 午前中の重い頭痛、こめかみや眉間に圧迫感
- 鼻づまりと粘性の強い鼻水(黄色〜緑色)
- 疲れやすく、胃腸が弱い
- 冷たい飲み物を好み、手足が冷えやすい
- 生理不順と肌荒れもあり
T.S様は、体内の湿(余分な水分)と熱がこもりやすく、脾(胃腸)の弱りが根本にあると判断しました。
治療経過
2週間後
- 鼻づまりが徐々に軽減
- 朝の頭重感が明らかに減り、仕事への集中力が戻る
2ヶ月後
- 頭痛の頻度が週2〜3回から、ほぼゼロに
- 鼻水も透明になり、通気性が安定
4ヶ月後
- 副鼻腔炎の再発がなくなり、体全体が軽くなったとの実感
- 生理周期の安定・肌荒れの改善もみられる
患者さんの声

伊丹市
毎日のように顔の奥が痛くて、頭痛薬を手放せませんでした。
耳鼻科に通っても繰り返すばかりで、体力的にも精神的にも限界でした。
漢方は初めてでしたが、毎回の体調の変化を丁寧に見てくださり、安心感がありました。
今ではほとんど頭痛もなく、肌もきれいになって、本当に感謝しています。
ご自宅でできる副鼻腔炎・頭痛の養生法
副鼻腔炎の再発や頭痛の悪化を防ぐには、生活習慣の見直しも大切です。
養生のポイント
冷たい飲み物・生ものを控える
脾胃(消化器)の弱りが痰湿を生むため、体を冷やす飲食物は避けましょう。
十分な睡眠・夜更かし厳禁
睡眠不足は免疫を下げ、炎症が長引く原因に。0時までには就寝を。
湯気・蒸気で鼻を温める
蒸しタオルを鼻の付け根に当てることで、副鼻腔の通気が促されます。
定期的な軽い運動で血流促進
散歩やストレッチなど、汗ばむ程度の運動が体内の水はけをよくします。
よくある質問(Q&A)
- Q副鼻腔炎による頭痛に漢方は効果がありますか?
- A
副鼻腔炎の原因である「湿・熱・気滞」を取り除く漢方は非常に効果的です。頭痛だけでなく、鼻の症状や体質の根本改善が期待できます。
- Q病院の薬と併用しても大丈夫ですか?
- A
基本的には併用可能ですが、服用中のお薬との相互作用を考慮して処方しますので、事前にお知らせください。
- Qどのくらいの期間で効果が出ますか?
- A
急性の場合は1〜2週間で症状が軽減する方もいます。慢性の場合は2〜4ヶ月かけて体質を整えながら改善していきます。
副鼻腔炎と頭痛を繰り返す方へ|漢方という選択肢
「また副鼻腔炎になった」「頭痛薬が効かない」そんなときこそ、体質から見直す漢方治療が有効です。
薬鍼堂では、丁寧なカウンセリングを通して、あなたの体質・生活習慣に合った処方をご提案します。
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【まとめ】副鼻腔炎による頭痛は、漢方で根本から改善できる
- 副鼻腔炎による頭痛は、気・湿・熱の滞りから生じることが多い
- 症状だけでなく、体質や生活背景まで整えることで、根本改善が可能
- 「再発しない身体」へ導くためのサポートが漢方にはあります
あなたに合った副鼻腔炎と頭痛の治し方、薬鍼堂で一緒に見つけていきましょう。