生理前のつらいPMS、こんなお悩みありませんか?
「生理前になるとイライラが止まらない」
「頭痛・むくみ・過食がひどく、毎月つらい」
「婦人科でピルを勧められたけれど、できれば自然な方法で対策したい」
このようなPMS(月経前症候群)に悩む女性はとても多く、当店にも日々多くのご相談が寄せられています。
この記事では、「PMS 対策 漢方」という視点から、実際の改善例や使用した漢方薬、患者さんの声、生活での養生法を詳しくご紹介します。
PMS(月経前症候群)と漢方の考え方
PMSとは?
PMSとは、生理が始まる1〜2週間前から起こる心身の不調の総称です。代表的な症状には以下のようなものがあります。
- イライラ・不安・落ち込み
- 頭痛・乳房の張り・むくみ
- 肌荒れ・過食・眠気
こうした症状は、排卵後に変動するホルモンバランスに自律神経が影響を受けることで起こるとされています。
漢方で考えるPMSの原因
漢方では、PMSは「気・血・水(きけつすい)」のバランスの乱れや、以下のような体質に起因すると考えます。
- 瘀血(おけつ):血の巡りが悪く、滞っている状態
- 血虚(けっきょ):血の不足によるエネルギー不足
- 脾虚(ひきょ):胃腸が弱く、気血の生成がうまくいかない
【漢方治療例】PMSで悩んでいた兵庫県宝塚市の30代女性・Y.N様の改善例
ご相談内容
兵庫県宝塚市在住のY.N様(30代・会社員)は、約3年前から生理前の感情の波が激しく、仕事や家庭生活に支障が出ていると感じていました。
特に以下のような症状が顕著でした。
- 生理の7〜10日前からイライラ・怒りっぽくなる
- 過食傾向、特に甘いものがやめられない
- 下腹部の張り、乳房の痛み
- 便秘と下痢を繰り返す
婦人科ではPMSと診断され、ピルや精神安定剤の処方を受けていましたが、「根本的な改善にはならない」と感じて漢方相談に来られました。
東洋医学的な診断と処方
Y.N様は、典型的な「肝気鬱結」と「血虚」の併発型と判断しました。
感情の抑圧と、体内の気血の不足が大きな原因と考え、以下の漢方薬を中心に治療していくことになりました。
処方内容
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):ストレスによる情緒不安、ホルモンバランスを整える
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):血の不足を補い、むくみや冷えを改善
- 必要に応じて柴胡剤を併用し、自律神経を整える
治療の経過
1ヶ月後
- 甘いものへの強い欲求がやや減少
- 下腹部の張りと便通が改善
- 気分の落ち込みが軽減され、仕事の集中力が戻る
2ヶ月後
- イライラの頻度が半分以下に
- 食欲コントロールがしやすくなる
- 家族との関係性が穏やかになり、「怒りっぽさが減った」との実感
4ヶ月後
- PMSによる情緒不安はほとんど感じなくなり、自然に生理周期を受け入れられるように
- 継続処方で再発予防と体質強化中
PMSの漢方治療を受けた患者さんの声

宝塚市
もともと性格がキツイのかなと思っていましたが、漢方の先生に「体質のせいかもしれませんよ」と言われてホッとしました。
2〜3ヶ月続けて飲むことで、毎月生理前になると荒れていた自分が落ち着いていくのを感じました。
今では、生理前を怖がらなくてよくなったのが何よりの変化です。ありがとうございます。
PMSを悪化させないための漢方的養生法
PMSの改善には、生活の中でのセルフケア(養生)も非常に重要です。
PMS対策のための養生ポイント
ストレスをうまく流す工夫を
感情を溜め込みすぎると「肝気鬱結」が強くなります。趣味を楽しむ、軽い運動、深呼吸などでこまめに発散を。
冷え対策を意識する
足元・お腹・腰を冷やさないようにしましょう。生理前は特に血流を良くすることが大切です。
食べすぎに注意
甘いもの、冷たいもの、カフェイン、アルコールの過剰摂取はPMSを悪化させやすいため控えめに。
良質な睡眠をとる
睡眠不足はホルモンバランスを乱しやすくなります。できれば23時までには就寝を。
よくあるご質問(Q&A)
- QPMSに漢方は本当に効きますか?
- A
はい、PMSは体質やホルモンバランス、自律神経が深く関わっているため、漢方で体の根本から整えることで改善される方が多くいらっしゃいます。
- Q病院の薬と併用できますか?
- A
基本的には併用可能です。現在服用中の薬がある場合は、初回のご相談時にお知らせください。相互作用を考慮してご提案します。
- Q効果が出るまでにどれくらいかかりますか?
- A
個人差はありますが、軽症の方であれば1〜2ヶ月、重度の場合は3〜6ヶ月の継続が効果的です。
PMS対策に漢方を選ぶという選択|薬鍼堂の漢方相談を
「PMSの症状は我慢するしかない」
「毎月同じことの繰り返しで辛い」
そんな方にこそ、漢方という選択肢を知っていただきたいと思います。
薬鍼堂では、あなたの体質・心の状態・ライフスタイルに合わせた完全オーダーメイドの漢方処方を行っています。
ご予約・無料相談はこちら
【まとめ】PMS対策に悩んでいる方へ
- PMSの症状は「体質の乱れ」から起こることが多い
- 漢方は体の内側から整え、再発しない体を作る治療法
- 自分の体質に合ったアプローチで、毎月の不調から解放されましょう
あなたの「本来のバランス」を取り戻すお手伝いを、薬鍼堂がいたします。