低血圧と漢方治療
低血圧とは?
低血圧とは、収縮期血圧(上の血圧)が100mmHg以下の状態を指します。低血圧自体は病気ではありませんが、以下のような不快な症状がある場合、治療の対象となります。
低血圧の症状
- 立ちくらみ
- 動悸
- めまい
- 倦怠感
- 起床困難
- 四肢の冷感
- 疲れやすい
- 頭痛
- 耳鳴り
- 肩こり
- 食欲不振
特に、自律神経の乱れや心臓疾患などが原因で低血圧になることがあり、注意が必要です。また、症状が強く朝起きるのが困難な場合は、起立性調節障害の可能性も考えられます。
低血圧と漢方治療
低血圧の治療では、血流を改善し、自律神経を整えることが重要です。漢方では「気虚(ききょ)」や「陽虚(ようきょ)」の状態と捉え、体質改善を行います。
低血圧によく使われる漢方薬
- 真武湯(しんぶとう):体を温め、冷えやめまいを改善
- 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう):消化機能を高め、めまいや倦怠感を軽減
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):気力を補い、疲れやすさを改善
- 人参養栄湯(にんじんようえいとう):冷え性や慢性的な体力低下に有効
症例紹介
症例1:20代女性
朝起きるのがつらく、立ちくらみやめまいが頻繁に発生。起立性調節障害の漢方治療で3カ月後には起床がスムーズになり、日中の倦怠感も軽減。
症例2:40代男性
長年の低血圧と冷えに悩み、特に冬場は症状が悪化。身体を温める漢方薬と、エネルギーを補う漢方薬で治療。半年後には冷えの症状も和らぎ、体力が向上。
患者さんの声
20代女性
「朝が本当に苦手でしたが、漢方を飲み始めてからスムーズに起きられるようになりました。」
40代男性
「低血圧によるめまいや倦怠感が楽になり、冬でも快適に過ごせるようになりました。」
低血圧は体質改善で克服できる
低血圧の症状は、体質改善を行うことで大きく緩和されます。漢方は、血流の滞りを改善し、自律神経を整えることで根本からの改善を目指します。
薬鍼堂では、一人ひとりの症状や体質に合わせた漢方治療を行っております。低血圧でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。