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漢方で熱中症の対策と予防

伊丹の漢方 その他

熱中症の対策って?

夏真っ盛りで暑い日が続きますね。熱中症対策してますか?今日は漢方の視点から熱中症についてお話したいと思います。
様々なところで注意喚起されていてテレビ等でもいろいろな対策と予防が言われていますが水をたくさん飲めと言っていたり飲み過ぎは良くないと言ってたりで、人によって言っていることが違うので困惑している方もいるのでは?
実はどれもだいたい間違いではないんです。

熱中症の分類

漢方では熱中症を大きく分けて2つの証で捉えます。

  • 水の代謝が悪くなっている証
  • 身体に熱がこもって汗が止まらなくなる証

細かくみると他にもあるのですが熱中症の中でも多いタイプのこの2つを説明します。

水の代謝が悪くなっている証

まず水の代謝が悪くなっているのは胃腸が冷えているのが原因です。胃腸が冷えて機能が弱ることによって水の代謝が悪くなり胃腸に水が溜まります。水分を吸収する力が弱くなるので血液中に水分を送る量も減り脱水症状が起こるのです。脱水によって身体がだるくなり、ふらついたりめまいや頭痛、ひどくなると呼吸困難になります。胃腸が浮腫んでいる状態ですので吐き気や食欲不振、下痢等も起こります。このタイプの方は前兆として尿の回数が減ってきたら要注意です。水の代謝が悪くなっているので水分を摂り過ぎると悪化します。胃腸を温めて身体の水捌けを良くすることが大事ですので利尿作用のある温かい緑茶を飲んだり、水の代謝を良くしてくれるウリ科の食べ物(スイカやキュウリ等)を食べるようにしましょう。

身体に熱がこもって汗が止まらなくなる証

熱がこもるタイプの熱中症は症状が激しく命の危険があります。あきらかに身体が熱くなり汗が止まらなくなります。身体が熱を少しでも下げようとして尿の回数も増えます。そして出過ぎた汗と尿で脱水になってしまうのです。このタイプの方はとにかく身体を冷やすこと。涼しいとこに避難したり、冷たいものを飲むようにしてください。身体に水を溜めるために少し塩分を摂るのもいいでしょう。飲み物はなるべく利尿作用の無いものがいいです。

熱中症に効く漢方薬

五苓散

水の代謝が悪くなっている証に対する漢方薬は五苓散という漢方薬です。二日酔いにも使う漢方薬なのでお酒を飲んでないのに二日酔いっぽい症状が出たら熱中症かもしれません。身体がむくんだり、おしっこの回数が減ってきたらこの漢方薬を飲んでおきましょう。

白虎加人参湯

身体に熱がこもって汗が止まらなくなる証に対する漢方薬は白虎加人参湯です。この漢方薬はインフルエンザの高熱時にも使う漢方薬です。明らかに身体が熱く、汗が止まらなくてしんどいときは急いでこの漢方薬を飲むようにしましょう。

熱中症でも自分の体質に合った対策が必要

いかがでしょうか?その人の体質や状況によって熱中症の対応も変わってきます。水分を摂りすぎると悪化する熱中症もありますので要注意です。時には命の危険もある熱中症ですがしっかりと自分の身体の状態を確認して対策していきましょう。